医者に
医者に「転失気は、あるか」と聞かれ、負けず嫌いで知ったか振りの和尚は、「転失気を知らない」といえません。
そこで一計を案じて「転失気を借りて来い」と小僧を使いに出します。でも借りられる筈もない。転失気とはつまり、おならのことだった、という落語の一席。
今は、ネットが医療情報を与えてくれます。でもそれは、「その治療法で殺される」論から開運商法まがいまで、時に偏見と悪意に満ちた情報も含みます。
私たちは、その中から注意深く必要な情報を拾い集めます。そして、医療に関して私たちが求める情報とは、「自分が見たいと望む情報」なのだ、と知ります。
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