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#1705287

Aへ

「礼儀作法入門」という本で山口瞳は、「贈りものというのは心意気である。それが通じればいい」と、贈答の心得を説きます。

「後に残らないものがいい」、「相手の負担にならないものがいい」、相手が「何を貰ったか忘れてしまうというふうでありたい」との心配りも指南します。

そうありたいと思いつつ、実践は、なかなかそれに追い付かず、我ながらセンスを疑う代物を買い求めたりして冷や汗をかくのがオチなのです。

それでも、こうしてAへのプレゼントをあれでもないこれでもないと選びながら、この時間は、私に贈られたプレゼントなのだと知りました。ありがとう。

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皮膜
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