上司に別室に呼び出されて
上司に別室に呼び出されて、「勧奨退職を利用して、今年度限りで退職する」と打ち明けられました。「君には迷惑を掛けるけど、私の意思は、固い」と。
私の方には、これといった感慨がありませんでした。「迷惑」という意識や、「これは困った」という戸惑いもなく、驚きさえありませんでした。
ただ、何となく、腑に落ちた気はしました。この人が醸し出してきた事なかれ主義、何事も引き取りたがらないスタイルの正体を見た気がしました。
「礼儀として慰留すべきか」とも迷いつつ、「故郷で第二の人生を歩む」とかいうプランまで聞けばその気も起こらず、ただ、「残念です」とだけいいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。何らか反響をいただければ、次の記事への糧になります。