#2302030
ドラッグストアの長い陳列棚の間を歩きながら、Mさんがいう。「この国で紙おむつの消費量が急激に増えたのは、1980年代半ばなんだ。
高分子吸収体を使った紙おむつの登場が、その頃。濡れたおむつを経験した布世代としてない紙世代では、成長した後の心持ちにも差があると思うんだ」。
おむつをしていた頃の記憶が曖昧な私には、おむつ精神論の真偽が分からない。ただ、おむつを洗った親と洗わなかった親の子育て観には、差がある気もした。
それにしても、今やこの店において赤ん坊用の紙おむつは脇に追いやられて、大人用のそればかりがうずたかく積まれている。
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