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未明(1)

未明の強行採決の末に、それは成立しました。あの日、私たちは、負けた。変な言い方だけど、私たちは、私たちが彼等に与えた数の力に負けました。

「数に頼めば、道理が引っ込む」。それを非難してみても、ゴマメの歯ぎしりなのです。その苦い経験は、しかし、なかなか私たちを教育しません。

今は、私たちの行動力、いや、せめて記憶力が、試されています。

賛成するものと反対するものとが論争することは無益である。論争は、独裁を倒してからやればよい。今は、独裁を倒すために全国民が力を結集すべきである。(竹内好「民主か独裁か」)



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皮膜
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