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師匠の教え

師匠の教えを正確に、忠実に守って、基本の作法・礼法・技法を自分のものにする段階が、守。身に付けた技や型を磨いて、自分の個性を創造する段階が、破。

そうして洗練された技や型を発展させて、独自の道を確立させる段階が、離。守破離は、元来、剣道や茶道等の修業における段階をいいます。

修業のみならず、例えばビジネスにおいても、守なくして破・離はなく、けれど守ばかりでも破・離はありません。伝統と革新。安定と変化。

一見して矛盾する要素を統合していく、繊細かつ困難なステップアップ。守破離は、指導される側にとっての難問である以上に指導する側にとっての難問です。

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皮膜
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