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我らのトムクルーズ

一度はこの話に触れておきたかった。
僕とアライサンで定番のノリがある。
いわゆる内輪ノリで他の人が聞いても
それなにがおもしろいの?と怪訝な顔をするだろう。
だが人間関係ってのはそういうものだ。

同い年という事もあり
意図せずとも同じ時代を過ごしてきたので、なんとなく同じものを見聞きしてきたのだろう。
なんでかわからないがトムクルーズに心酔している。
心酔というほどファンでもないが
トムクルーズのニヤケ顔は嫌いじゃない。
かといって来日した時に空港で出待ちするほどでもない。
そんな存在。

トムクルーズの数ある代表作の中でもミッションインポッシブルは大好物で、あれにはありったけのトムのニヤケ顔と定番が詰まってる。
毎回不可能と思われるミッションをこなすだけの映画だけどいつもミッションコンプリートがギリギリでそれをルーサーにイジられる。

またギリギリか?

ルーサーはちょろちょろイーサンの事をイジる。
ゴーストプロトコルでもイーサンが思わず叫んだ「ミッションコンプリートだ!」をイジる。

お前、ミッションコンプリートって言ったのか?
本当に?ミッションコンプリートって??w

確かにあんないっぱいいっぱいの状況でそんな決め台詞みたいなこという余裕はない。
ルーサーは完全に我々映画を観てる側の代弁者だ。

そんなミッションインポッシブル。
僕もアライサンも好きなシーンがある。
それはミッションインポッシブル5
ローグネイションでのレコード店のやり取りだ。

店員:何かお探し?
イーサン:めったに…ないやつを
店員:それはクラシック?それともポップス?
イーサン:ジャズだ。
店員:サックスは?
イーサン:コルトレーン
店員:ピアノは?
イーサン:モンク
店員:ベースは…シャドウウィルソン?
イーサン:シャドウウィルソンはドラムだ
店員:彼がシャドウと言われる所以は?
イーサン:影のように目立たぬ存在
店員:運がいいわね、初回プレス版よ

ここだ。
このレコード店は組織の施設で
いわゆる山といえば川みたいな暗号でやり取りをする。
そして吹き替えならではのテンポがたまらないのだ。
ぶっちゃけトムの地声を知らない。
地声わからない俳優のジャッキー、シュワちゃん、スタローン、ブルースウィリス、エディマーフィーの中に間違いなくトムも入る。

そんなトムは60歳
赤いちゃんちゃんこ
ミッションインポッシブル新作とか宇宙で撮影とか
まさにトム自体がミッションインポッシブル。
そんな非日常なトムに我々は惹かれるのかもしれない。

記事投稿:クドーサン

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