お家でごろごろ過ごす日
旅から戻ってきた。とりあえず、ごろごろしたい。
溜まっていた洗濯や掃除を午前中に終わらせて、午後はまったりする。
旅はたくさん刺激をくれるのだけれど、家に戻るとどうしてこんなにほっとするのだろう。10年以上前に、バスで隣に乗った人から「あなたは移動する星に生まれている」と言われたことがある。確かに、移動の多い人生だと思う。どこかに定住したいと思ったこともあるけれど、移動の星回りに生まれているのなら、仕方ないと思えるし、せっかくなら楽しんでしまおうと思う。
けれども、旅から帰ってきた翌日はたいていごろごろ、何もしたくない欲求が高まる。そして最近は素直に、それに従うことができるように、翌日は一日余裕を持たせるようにしている。
今日のお昼ご飯は、ご飯を炊くだけ。おかずは以前漬物にしていた茄子と梅干しだけ。白いご飯と漬物と梅干しがあるだけで美味しくいただける。午前中に最低限やらなくてはいけないことを済ませたあとは、ごろごろを楽しむ。何もしない。そんな日があってもいい。
旅から受けた刺激を少し消化するにはちょっと時間が必要。たくさん移動して新しいものを見て、新しい場所に出会った分、お家の日常に戻っていくために必要な空白の時間がごろごろタイム。これが思っているよりも大事な時間なのだと思う。
そんなことを書いていたら、空からゴロゴロ音。雷のよう。お天気が良いと思って油断していたら夕立が来るのかも。洗濯物を入れなくては。部屋干しにしてから
再びごろごろへ。