俳句の世界に足を踏み入れる
俳句入門のセミナーが近所であったので、参加してみた。教えてくれる人が知っている人だったのと、俳句にちょっと興味があったので、縁遠いと思っていた俳句の世界に足を踏み入れた。
まずは俳句について基礎知識を教えてもらう。
五、七、五の十七音からなること。
季語を入れること。
俳句を作るポイントとしては
リズムが大事なこと。
そして、切れ字を使用する。切れ字とは「や」「かな」「けり」など。
俳句には「型」があり、まずはその「型」に従って、言葉を十七音に入れてみる。
上手くなるには、たくさん作って、そしてたくさんの俳句を鑑賞する。当たり前だけれど、まずは作ってみないことにははじまらない。
今回、先生の持っていた「歳時記」を見せてもらった。なかなかに使い込まれている。先生が、無人島に何か一冊持っていくとしたらこの「歳時記」を選ぶと言うどんなものなのかと、中を見せてもらったら、確かにと思ってしまう。歳時記は日本人の感覚のインデックスのようなものみたい。
わたしは俳句は作ったことがないけれど、好きな俳句はある。なんとなく音と情景が浮かぶところが好きな一句。
基礎を習った後で、早速俳句を作ってみましょうとなる。お題は「年の暮」、「クリスマス」、「白菜」。10分ほど時間をもらって、短冊用紙に「俳句」を書いていく。
はじめての人が多いので、気楽に言葉を十七音に入れる練習気分でやってみましょうと。指で文字を数えながらとりあえず作ってみる。字余り、字足らずになるのを修正したり。
「白菜」は今朝ちょうど散歩で直売所に行った時に、売っていたものを買ってきたことを思い出す。というわけで読んだ句が次の3つ。
白菜や散歩の先に持ち帰る
年の暮見えないもやり吹き飛ばし
クリスマス夜中を待つ葡萄かな
せっかくなので、句会を体験してみましょうと、先生の一声で句会をすることになった。他の人の俳句を書き写して、それから良いと思った句を選んで発表する。
作り手と読み手でまた違うものがあったりして、それがまた面白いし深い。短い十七音の中だからこそ、凝縮されたものがあったりして、読み手にも自由度があるのが俳句の良いところみたい。
今度はお酒を飲みながらやりたいとみんな俳句の面白さにちょっと目覚めてきたみたい。俳句を通じて、またもっと深いコミュニケーションができそう。
2024年も終わりに近づいて、俳句の世界に足を踏み入れてみました。
必要なものは、頭と言葉だけ。でも奥が深い。
老若男女誰でも出来る。
まずは歳時記をポチッとゲットしてみることから。