🇰🇷チャパゲティ ザ・ブラック ジャージャー麺 ジャジャン麺 チャジャンミョン ソン・ソック
親愛なる友だちへ、ひねもです。
“チャパゲティ ザ・ブラック”なる新商品が出ていたので購入。
僕が大好きな俳優ソン・ソック氏が広告塔に起用されている。
今回はジャージャー麺についてや味の感想を書ければと思います。
ソン・ソック(広告塔)
好きな俳優なので紹介します。
1983年生まれの韓国人。
僕が今までに見た作品は
などなど。
作品によって悪役から刑事、謎の男まで七変化。
たくさんセリフを喋らなくても目線や動きで魅せていく役者。
独特の雰囲気を持っていてたまらない。
33歳でスクリーンデビュー、数年前にようやくブレイクと遅咲きの俳優。
ジャージャー麺(日本式中華料理)
“チャパゲティ ザ・ブラック”の紹介の前に”日本式ジャージャー麺”について書きたい。
日本式ジャージャー麺は街中の中華料理店はもちろんのことコンビニやスーパーでもよく見かける。
僕のいた小学校では給食で出ることもあった。
身近な存在だ。
茹でた麺の上に肉味噌、胡瓜の千切り、ネギなどが載っていて混ぜて食べる。
元々は中国北部発祥の中華料理”炸醤麺”がオリジナル。
それが日本に渡って独自のスタイルになった。
豆板醤を使ったピリ辛系の味付けが主流。
日本はラーメンの麺が流用されているが、本場はかん水を使わないきしめんタイプの麺が用いられているらしい。
岩手県盛岡市のソウルフードとしても有名で”じゃじゃ麺”と呼ばれるご当地グルメがある。
具材は日本寄りだが麺は本場寄りという唯一無二の郷土料理。
僕はまだ食べた事がない。
思い返すと”ジャージャー麺”は身近な存在だが自分から選んで食べた記憶がない。
中華料理店でメニューを選ぶ際にはラーメン、チャーハン、レバニラ、青椒肉絲、あんかけかた焼きそば、エビチリ、油淋鶏、麻婆豆腐、棒棒鶏、ピータン、餃子、春巻き...などの中から頼むことが多い。
どこのお店に入ってもジャージャー麺は高確率で定番メニューとして載っている。
味の想像もつく。
美味しいのも知っている。
しかし頼まない。
友だちや家族が注文している場面も見たことがない気がする。
スーパーでNISSINの行列ができる店のラーメンシリーズで売っているのを何度も見ているし、ファミリーマートの冷凍食品コーナーにあるのも知っている。
しかし買わない。
決して避けているわけではないはずだが、なぜか選ばない。
同じピリ辛系汁無し麺料理の”台湾混ぜそば”や”担々麺”は年に数回は食べるのに日本式ジャージャー麺はもう何年も食べていない。
認知度は高いが実際はあまり遭遇しない麺料理のイメージなのだ。
しかし学校給食で年に何度も登場していたし、子どもの頃に母親が夕食として幾度か作ってくれたので味の記憶はある。
チャジャン麺(韓国式中華料理)
次は韓国式中華料理の”チャジャン麺”を紹介したい。
この”チャジャン麺”の人気と支持率が凄い。
韓国で大衆中華料理といえば”チャジャン麺orチャンポン”の2択。
それに”タンスユク(酢豚)”をセットで注文するのが韓国式中華料理の定番中の定番。
ちなみに韓国式酢豚は日本式と異なり豚の唐揚げと餡掛けは別々に調理される。
餡は”つける派”と”かける派“に別れるらしい。
どちら派なのかを聞くのは日本の”きのこの山orたけのこの里“ぐらいアイデンティティが問われる質問らしい。
“チャジャン麺orチャンポン+タンスユク”の組み合わせは、日本式中華料理の”ラーメンorチャーハン”で”焼き餃子”を付ける感覚に近い。
もちろんタンスユク(酢豚)の他にも“カンプンギ(ピリ辛唐揚げ)”や“ポックンパブ(チャーハン)”や”マンドゥ(餃子)などの他メニューもある。
しかしそれは日本式大衆中華料理で例えるならば”春巻き”や”かた焼きそば”ぐらいの位置付けにある。
ちなみに”韓国式チャンポン”は日本で親しまれている”長崎ちゃんぽん”とは異なる料理。
形成される過程に日本も関わっているので似通った部分もあるが別の料理だ。
チャジャン麺に話しを戻す。
中国オリジナルは”甜麺醤”を使うが、韓国式ではさらにキャラメルを足して甘味が強くした”チュンジャン”という韓国ならではの黒味噌を使用する。
そのため韓国料理には珍しい全く辛味のない甘い味付けとなる。
茹でた麺の上にドロっとしたソースがたっぷりとかかって提供される。
麺は茹で置き、ソースも作り置きの場合が多いためスピーディーに提供され安価に食べることができる。
中国・韓国・日本の特徴
中国の”炸醤麺”
韓国の”チャジャン麺”
日本の”ジャージャー麺”
味噌ベースのタレや生野菜がのるなど共通点はたくさんあるが異なる特徴もある。
麺はかん水を使うor使わないが重要なポイント。
それによっていわゆる中華麺なのかうどんに分類されるのかが別れる。
肉味噌が甘いor甘くないも大事。
韓国のチャジャン麺は中国式と日本式のちょうど間ぐらいのイメージ。
麺は細くて日本寄り。
だが辛さは全くなくて甘い味付けは中国寄り。
タレがたっぷりなのは韓国式ならでは。
混ぜて食べるのは各国共通。
チャジャン麺のインスタント
人気があるのでインスタント商品もたくさんある。
日本では韓国式中華料理店は滅多にない。
なので僕のチャジャン麺初体験はインスタントだ。
大ヒット映画”パラサイト 半地下の家族”に出てきた”チャパグリ”を食べた。
劇中でとても印象的なシーンのひとつ。
やたらと美味しそうに見えた。
”チャパグリ“とは韓国の大手インスタント食品メーカー農心が出している”チャパゲティ“と”ノグリ“を使ったアレンジ料理。
辛いうどんとチャジャン麺をミックスして食べる。
太さや製法が異なる麺と汁有り/汁無しを気にせず一緒にしてしまうというのがとてもユニーク。
こうした袋麺への向き合い方も韓国と日本では全く異なる部分があって次回掘り下げたい。
今回はチャジャン麺がテーマなので寄り道はしない。
話しを戻すと”チャパグリ”を食べたのだ。
このときはミックスして食べているので日本と韓国のジャージャー麺(チャジャン麺)が全く違うということには気付いていなかった。
その後、韓国ドラマを見始めるとあらゆる場面でジャージャー麺(チャジャン麺)が登場することに気付く。
一人暮らしの主人公が夕飯としてデリバリーで注文していたり、刑事達が張り込みしながら啜っていたり、犯罪者達がアジトであぐらをかいて車座で啜り、高校生が夜食に啜り、引っ越しが終わったらデリバリーで注文...etc
老若男女全ての人々が様々なシチュエーションでジャージャー麺(チャジャン麺)を食べている。
想像以上に大衆料理として定着している事がわかる。
両手に箸を持って豪快にかき混ぜて啜り、ときどき生のタマネギや沢庵を齧る。
ものすごく美味しそうで見ていると食べたくなる。
”チャパゲティ”を再度購入する。
単体で食べてみると今まで慣れ親しんだ日本式とは全く違う事に気付いた。
黒味噌にカラメルが入っているという”チュンジャン”ベースのソースは甘く、そして独特の焦げた風味がある。
これがハマると癖になる。
具材はキャベツ、人参、ジャガイモ、タマネギとまるで日本式家庭料理カレーのような雰囲気。
そう思うとドロっとしたソースもカレールーを思わせるテクスチャーがある。
チープでジャンクな味わいで美味しい。
農心”チャパゲティ”はインスタントチャジャン麺で韓国No.1の売上、1984年発売のロングセラーらしいが納得できる。
インスタントチャジャン麺は日本の感覚だとカップ焼きそば的な立ち位置でペヤングやUFOのような支持のされ方、人気に近しいと思う。
その後、他のインスタント麺で同じく農心の”チャ王”やパルドの”一品ジャジャン麺”やオットゥギの”ジンチャジャン”なども食べてみたがリピートしたくなる味なのは”チャパゲティ”だった。
日本で例えるならばUFOや一平ちゃんやごっつ盛りを一通り食べ、モッチッチや焼きそば弁当も食べてみたが”ペヤング”に帰ってくるみたいな感覚だ(私は関東人なので)
チャパゲティ ザ・ブラック
ようやく本題。
チャパゲティの新商品が出ていたので購入。
ニュースによるとノンフライ麺なので従来のチャパゲティに比べてカロリー20%オフ、さらに高カルシウム(262㎎含有)で栄養面も強化されているらしい。
ノンフライでモチモチの麺が美味しい。
濃いソースとさらにチャジャン風味油でチャパゲティ特有の良い意味での“焦げた風味”をより強く感じる。
ジャンクでチープでインスタントならではの良さを感じるのはノーマルだが、ブラックは酒のお供に良さそう。
ブラックを食べながらビールやレモンサワーを飲みたい。
カロリー控えめだから罪悪感も控えめ(?)になりそう。
これからはノーマルとブラックどちらも常備しようと思った。
ブラザー&シスター、維持しながら新しく。
以下、追記。