韓国旅行 弘大 (ホンデ) グルメ タッコムタン(鳥煮込みスープ)
親愛なる友だちへ、ひねもです。
韓国旅行記
とある日の午前中
弘大 (ホンデ)を散策。
弘大 (ホンデ)とは?
弘益(ホンイッ)大学、略して弘大(ホンデ)の周りにはクラブや洋服屋がたくさんあって栄えている。
美術大学なのでアートやサブカルチャーに敏感な人たちが集まったのが始まり。
ということで、それに呼応して個性的なお店が立ち並ぶ。
いわゆる若者の街。
日本で例えるならば原宿や下北沢のような雰囲気の場所。
絶品タッコムタン
場所:弘大(ホンデ)
店名:タラッ・トゥ
料理名:タッコムタン
住所:ソウル特別市 麻浦区 臥牛山路21キル 4-3
(서울특별시마포구와우산로21길 4-3 )
大学正門のすぐ近くにタラッ・トゥはある。
1967年創業。
メニューはなんと2種類だけ。
じっくり煮込んだ鶏スープがメイン。
そこにご飯orうどんのどちらを入れるか選ぶだけ。
2択のみ。
超シンプル。
内装もシンプル。
装飾品は全く無し。
黒いテーブルに黒い椅子。
白い壁。
銀のコップ、銀のスプーン、銀の箸。
余計な物が全く無い。
無機質で近未来的な雰囲気すら有り痺れる。
かっこいい。
これで半世紀以上やってきたという老舗飲食店。
日本では滅多に無い業態だと思う。
例えば吉野家って牛丼屋だよね!とは言っても実際にはカレーや鰻や鍋料理など多種多様なジャンルのメニューがあったりする。
サッパリした鶏スープの雑炊orうどんの2択だけで半世紀もやっているお店などあるだろうか。
例えば味噌や醤油ベースの甘辛いホルモン煮込み丼などを売るならば日本でも数箇所有りそうだが、水炊きの〆だけみたいなアッサリ系の単品だけでずーっと繁盛しているというのは凄い。
韓国はこうしたメニューが少なくて一撃必殺系の店が多くて感心する。
そして、どこも繁盛している。
メニューが”牛骨スープ”だけで祖父の代から3代に渡って営業している店などが当たり前にあるのだ。
そして地元民からしっかり支持されている。
かっこいいなあと思う。
タラッ・トゥのスープは優しくシンプルだが深い味で美味しい。
なんでも朝4〜5時から煮込んでいるらしい。
具材の鶏肉もざっくりほぐされていて、量もたっぷり。
骨もなく柔らかくて食べやすい。
副菜のキムチや生タマネギもこのためだけに調整された味で絶品。
こういった所も韓国で飲食店に入ると感心する。
日本だと1つの飲食店で多彩なメニューを扱うので副菜は平均点を目指した味付けがされ、旨味が重視される傾向にあるような気がする。
だが、例えばタラットゥの場合はメニューが1つしかない。
なので、そのアッサリした鶏のスープに合うように専用の味付けがされる。
その味付けで出される意味があるのだ。
なので、ある店の白菜キムチはとても辛かったり、またある店のカクテキは辛味はほとんど無くかなり発酵した状態で出されたりする。
汁が多めに入って提供された場合は”そのキムチ汁を途中でクッパに入れたら美味しいよ”というメッセージだったりする。
店の数だけ個性的なキムチの味があるのだ。
これには感心してしまう。
ブラザー&シスター、わかりにくい裏路地にありますが行ってみてほしいです。
是非。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?