20191216

最近は土日に予定が入りすぎて、月曜が週の後半という感覚である。

障害と経済。
障害者の排除が起きる流れの話。
アメリカのとある町では、遺伝的に聾者が多かったため、手話が広く用いられ、公用語と化していた。そのため、耳が聞こえなくても生活で困ることは少なく、「障害者」とはみなされなかったという。

言語の相違により、または障害によりそのままではコミュニケーションが取れない/取りにくいとき、どの言語を選んで取引をするか、といった問題をモデル化して扱った。
…かなり難しいモデルだ。2次元の図に書き表せるほどの内容とはいえ、その図にかなりぎっしりと内容が詰まっているから、とても混乱する。
ゆっくり説明を聞けばなんとなくは理解できるが、さすがに初学者には厳しい内容だったように思う。

僕自身も結論を細かくは理解できていなかったが、「ある程度以上他言語の修得コストが高い人を排除する」が均衡になってしまうようだ。
たとえば全く耳が聞こえなければ口話は絶対に無理だから、コストは無限大である。そういった人は排除され、障害者とみなされてしまう。
しかし、それは障害者の割合が少ないからで、先述した町のように一定以上障害者がいれば、みなが修得する、という均衡もあるようだ。

先生の論文(今年のゼミで読もうとして読めなかったやつ?)なだけあって解説は分かりやすかったが、にしても難しかった…。

尾山ゼミ。最近ぼーっとしていることが多かったからなのか、今日は後輩の発表なのにやたらと先生に発言させられた。
幸い的はずれなことは言っていなかった気がするし、そもそもちゃんと聞いていても英語のテキストの時点で頭に入っていなかったので、まあそんなもんな気がする。難しい。

そのあと松井先生に卒論の相談へ。行き詰まったように見えたが、一瞬で案を出してくれた。言われてみれば簡単な話だったのだが、詰まっていると先が見えないから混乱してしまうものである。
行き詰まったときに打開策を見つける経験をする、というのも卒論の目的だと先生はいっていた。確かに今後論文を書くときにも役に立つし、社会に出てもそういう状況は必ずやってくるだろう。
さすがは尊敬する教授であるが、自分も甘えず、少しでも近付けるよう頑張らないといけない。

まあ、翌日にさらに卒論で事故を起こすのだが…。

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