20200731
気がつけば夏。
あたふたしているうちに、修士の1/6が終わってしまった。
先々週ごろ、「そろそろインターンでも考えなきゃな」と思って色々と調べたが、もうだいぶ遅かった。
夏のインターンは7月上旬には締め切られているものが多い。中には5月中に締め切られているものさえあるようだ。
こちらに言わせれば「なんでそんな時期に夏のこと考えられるの?」という感じである。
緊急事態宣言、オンライン授業、新たな大学院生活。課題に追われているうちに締切はとっくに過ぎていた、というではないか。
これは僕のキャパが足りないのか、それとも世間がそんなに授業や研究を真面目にしていないのか。まあ、両方あるのかもしれない。
そういえばいつもこんな感じだった。
大学院を調べ始めたのは4年の4月。経済学部の授業や五月祭の準備に追われ、結局まともに選択肢を探さないまま院試を受けた。指導教員はすごい人だから後悔してはいないが、もっとちゃんと調べた方がよかった、とも思う。
3月の卒業旅行だって、10月頃には行き先が決められ、何をするかの投票も進んでいた。僕は目の前の駒場祭にしか意識が向かなかった。
他人が3ヶ月先のことを考えているとき、自分は目の前の1週間しか考えられないみたいだ。
何故そうなったかといえば、きっと
・追い込まれないと案を生み出せない
・ギリギリまでベストを尽くしたい
が、絶妙に悪く噛み合っているせいだ。
どちらも別に弱点ではないが、「コスパが悪い」というのは共通している。変なところで不必要に頑張りすぎ、時間がなくなって最後はグダグダになる。
記述のテストで、前半は詳しく書きすぎ、時間と解答スペースがなくなって後半はまともに書けなくなる、まさしくそんな感じだ。
もちろん長期計画や先の予定を立てられるときもあるが、立てられないときの方が圧倒的に多い。結局、「気付いたらいまの場所にいるのは自分だけ」になってしまうのだ。
目の前のことを頑張りすぎることは、別に悪いことではない。だからこそ身に付いたものも多く、それは人生のどこかで役に立つとは思う。
ただ、就活みたいな場では、残念ながらそれは全く役に立たない。面接でこういう話は伝わらないから、本当に効率が悪い。
このままだと研究も就職も上手くいかない。
「人生でいつか役に立つ」ものをいくらたくさん身に付けたって、それを発揮できる場所を得られないことには始まらない。でも場所を見つけるには、研究で成果を残すか、うまく就職するしかない。にっちもさっちもいかない。
唯一申し込んだインターンに落とされ、あっという間に自信とやる気を失ってしまった。やっぱりこういう性格は、社会に向いてないのかなあ。