俺たちの戦いはこれからだ

卒業式。今年はこんな情勢なので式典もなく、学位記を受け取って友達としゃべっただけだったが、まあそれはそれで楽しかった。

これで学部の4年間は終わりである。振り返ってみれば、まあこんなもんか、というくらいの時間だった。
駒場での前半は、サークル活動に明け暮れた、というのがふさわしいだろう。週2ずつ2つのサークル活動をして、どちらでも執行代をそれなりに働いた。授業も色々受けたが、今思えばもっと勉強して、進振りとかじっくり考えとけばよかった。後半の勉強量を考えれば、出来ない話ではなかった気がする。
本郷での後半は、まあ散々書いてきたので今更言うまでもないか。人生最大か、と言われるともっと上があるので微妙だが、とにかく悩み、苦しんだ2年間だったことは間違いない。その時期にココロをちょっとおかしくしてしまい、今でも後遺症が残っているのはとても痛いのだが、まあそれで得られたものもあるにはあるから、仕方ないと思うことにする。

経済学部なので、同期の多くは就職する。明日から(昨今の情勢だとそうとは限らないが)社会人として働くことになるわけだ。正直自分は、「明日から社会人として働く」なんてとてもできない。というか、まだまだその段階に達していない、と思う。まあ、実際自分がそういう立場だったら覚悟を決められる、という気もするが。とにかく社会に出る同期たちには尊敬の念しかない。

そんな僕は、新たな分野に進学する、という決断になった。
理由も何度か述べたが、要は「このままで終われない」と思った結果の選択である。この決断が吉と出るか凶と出るか、それは全くわからないが、とりあえずおみくじを引かないことには、いつまでも後悔が残ってしまう。
その最後のチャンスがここだ、と設定した機会だ。できれば吉を引けるように、祈っておきたい。

某作品に引っ張られているのだが(わかる人にだけ分かればよい)、「俺たちの戦いはこれからだ」的な感じで、学部生活を終えることとする。

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