20210322
時が過ぎるのはあっという間。修士1年目がもう終わろうとしている。
1年間、就活も研究もやってみて、わかったことといえば、
「自分は新しいことを学ぶことが好き」
ということだろうか。
何かを実装したりするのもそれは楽しい。何か新しいものを生み出すのも(できるのであれば)楽しい。しかし、結局のところは「学ぶことが好き」というあたりなのだろう。何かを学んで、その道のスペシャリストと話すことができるようになること、それが一番楽しい。
だから机の上には常に全然関係ない参考書がのっかっているし、使いもしない理論を学びたがる。でも論文に飛びつくのは難しすぎるからちょっとためらいがちで、教科書の方が好き。そんな感じで1年間を過ごしてしまった。
そんな僕の将来はどうすればいいのだろうか。
「自分の知識を使って何か社会に貢献したい」とは思うけど、「そのために何かプロジェクトを立ち上げたい」とか「何か論文を書きたい」まで自力ではなかなか至ることができない。
誰かに誘われれば学生同士でプロジェクトに参加したかもしれないが、運悪くそのタイミングを逃し続けてしまった。運も実力のうち。失敗は失敗である。勉強会はよくやるんだけどね。
結局自分は、どこまでいっても、RPGで主役になれないタイプの魔法使いのままである。主役に勧誘されるのを待っているだけではだめなのかもしれないが、主役になる気がそもそもあんまりないのだから仕方ない。
博士に進むほど論文・新しいものを生み出せる気はしないから社会に出るつもりだが、ちゃんと新しいものを摂取し続けないとすぐに飽きてしまいそうだ。
修士は後半戦。そろそろ研究も進めなければならない。結局個人戦になってしまいそうなのが残念なところだが、なんとか研究室の力を使って論文を出したい。
そのあとの身の振り方は…もう少しゆっくり考えないといけないかもしれない。おすすめがあれば教えてほしいくらいだ。
そういえば、先日他界した祖父は大学院生になった僕に「とにかく好きなことをやれ」と言っていた。勉強が大好きだった祖父の部屋には様々な本が残されている。この性格は祖父の遺伝なのかもしれない。