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アオミドロの掃除屋さん
池やビオトープに、アオミドロがたくさん発生しているのを見かけることがあります。
アオミドロ($${Spirogyra}$$) ホシミドロ目 ホシミドロ科
水槽やビオトープでは、見た目が悪くなったり、枯れて臭くなったりするので嫌われています。
僕は、そのアオミドロをアオミドロ育成バケツで増やして、水生昆虫の餌にしています。
アオミドロ育成バケツ ・・・ 日当たりのよいところに、水の入った大き目のバケツを置くだけ。一年中アオミドロが採集できます。アカムシやミジンコも暮らしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1686974142570-4KdgzPSAZW.jpg?width=1200)
アオミドロを一番、食べてくれるのはガムシです。
ガムシ($${Hydrophilus acuminatus}$$) コウチュウ目 ガムシ科
大きさは33~40mmくらい。
カブトムシのメスみたいな水生昆虫です。
小さなケースをアオミドロでいっぱいにして、ガムシを入れると、すぐにもぐりこみます。
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糸状のアオミドロは、2、3日でほとんどなくなり、緑色の水とガムシの糞だらけになります。
水が緑のままで気が付きにくいけど、ずっと放置しておくと、ガムシが死んでしまうので、アオミドロがなくなるころに、新しい環境に移してあげます。
糞だらけの水は、アオミドロ育成バケツに戻します。
緑の水は細かくプランクトン状態になったアオミドロなので、時間がたてば増えていきます。
糞は微生物に分解されます。
地球の植物プランクトンはたくさんの酸素を生み出しています。
僕はガムシの飼育で、SDGsに貢献しています(笑)。
下は、植物プランクトンが作る酸素の説明です。
プランクトンは「植物プランクトン」と「動物プランクトン」の2つに大別され、植物プランクトンは光合成によって、地球上の全植物を合わせたのと同じ量の酸素を生み出している。「私たちが呼吸する酸素の約50%は、植物プランクトンによって作られています」と英海洋生物学会の上級プランクトンアナリスト、マリアン・ウートン氏は説明する。「つまり、私たちは2回に1回はプランクトンが作った酸素を吸っているのです」
下は、ガムシの仲間の記事です。
SDGsを説明しているページ