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徳島県立博物館「トクシマ恐竜展2024」、キシノウエトタテグモ

2024年8月7日。
徳島県立博物館の「トクシマ恐竜展2024」を見に行きました。

トクシマ恐竜展2024

最近は昆虫の展示ばかり見ていたので、久々に恐竜の展示を見た気がします。

フクイラプトル(手前)とフクイサウルス(奥)

福井県のフクイラプトルの全身骨格(複製)がありました。

徳島県で見つかった化石

徳島県勝浦川盆地かつうらがわぼんちの周辺は、白亜紀前期の地層があるそうです。

ティラノサウルス・レックス

上のティラノサウルスのように、外国の恐竜の全身骨格(複製)もたくさんあって、見ごたえがありました。


2024年8月9日。
前日に愛媛県で水生昆虫を採集中、水辺にたくさんいたクモの事を聞くために、もう一度、徳島県立博物館に行きました。

クモの研究者の鈴木 佑弥さんが答えてくれました。

採集したクモを渡すと、すぐに顕微鏡で交尾器を確認して、「ヒメフクログモ」だと同定してくださいました。

左上にヒメフクログモの交尾器、下がヒメフクログモ

図鑑で詳しく説明を受けたあと、僕がトタテグモの仲間が好きで崖とかでよく探しているけど、見つからないと相談したら「博物館の裏山にキシノウエトタテグモがいるよ」と、どういう環境に棲んでいるのか教えてくださいました。

鈴木さんと僕

キシノウエトタテグモ $${Latouchia  typica}$$
クモ目 トタテグモ科

キシノウエトタテグモ

キシノウエトタテグモは、地面に穴を掘り、その巣穴に蝶番ちょうつがい付きのフタを持ちます。

生息環境に着いても、ぱっと見どこにいるかまったくわかりません。

キシノウエトタテグモの生息環境

探し方のコツを鈴木さんに聞くと、「勘で違和感を探す!」だそうです。
難しい・・・。

この場所には、たくさん巣があったので、一つ見つけたあとは他の巣が見えるようになりました。

キシノウエトタテグモの巣穴

上は、キシノウエトタテグモの巣穴です。
普段は左のように閉じています。右はピンセットでフタを開けた状態です。

キシノウエトタテグモは、巣穴のフタから少し脚を出して、獲物を待ち構えます。獲物が通りかかると、巣から素早く飛び出して獲物を捕まえるそうです。

前に紹介した、同じように地中に巣を作るジグモとは、狩りの方法が違いました。

鈴木さん、いろいろ教えて下さってありがとうございました。


下はトクシマ恐竜展2024のページです。
2024年7月19日から9月16日まで開催しています。

下は徳島県立博物館のページです。

https://museum.bunmori.tokushima.jp


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