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徳島県「伊島」で水生昆虫採集

2024年8月6日。
徳島県阿南市あなんし伊島町いしまちょうにある四国最東端の島「伊島いしま」に行きました。

答島港の伊島連絡船「みしま」

午前8:30。
答島港こたじまこうで伊島への連絡船「みしま」に乗ります。
真夏の観光客は少ないのか、この時間の乗客は3人でした。

島に到着して、すぐに元水田すいでんの湿地に向かいます。

途中、小学校の校舎が見えました。
2022年度から休校中だそうです。

阿南市立伊島小学校

山道を登ります。
最初は舗装ほそうされていました。

舗装された山道

湿地に向かう山道を進むと、植物が生い茂り、結構な数のウシアブが飛んでいました。真夏に山道を歩くときは要注意です。

ウシアブの標本(愛媛大学ミュージアム)

ウシアブは体長2cmくらい。メスは産卵のために哺乳類の血を吸います。

※5~6月に見ごろになる島の固有種の「イシマササユリ」を見に行くときは、ウシアブは少ないと思います。

山道

湿地まで1時間くらい、誰ともすれ違いませんでした。
とても暑かったです。

藪漕やぶこ

目的の池に着きました。
早速、網を入れます。

湿地にある池

真夏だからか、大型の水生昆虫は見つかりませんでした。
ハイイロゲンゴロウ、タマガムシ、ミズカマキリ、コオイムシ、関東では珍しい(※)ウスイロシマゲンゴロウ、マルヒラタガムシなどがいました。
※西日本では普通種です。

2024.8.19追記 間違ってマルガムシと書いてしまっていたのでマルヒラタガムシに修正しました。

湿地は、どこにも日影が無いので、熱射病にならないように対策が必須です。
採集中、ここでもたくさんのウシアブが突撃してきて、気が付くとチスイビルが腕に付いています。
日差しが強くて蚊がいないのは良かったです。

春に来れば良かった?

ネアカヨシヤンマ

チョウトンボがたくさん飛んでいました。
青い複眼がきれいなネアカヨシヤンマもいました。

帰り道

午後になって、日差しが強くなったので、港に戻ります。
港の近くの売店でアイスクリームや飲み物を買って、船が来るのを待ちました。

16:00。伊島から答島港へ。

答島港

暑くてすごく疲れたけど、いい経験になりました。
次は春に行ってみたいです。


下は、ウスイロシマゲンゴロウです。

ウスイロシマゲンゴロウ

ウスイロシマゲンゴロウ $${Hydaticus  rhantoides}$$
コウチュウ目 ゲンゴロウ科

大きさは1cmくらい。コシマゲンゴロウに似ているけど、背中のシマ模様がありません。

初めて自分で捕まえたので嬉しかったです。

おしまい

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