タイコウチの捕食
2023年10月28日。
タイコウチの水槽を掃除したあと、ドジョウを与えて捕食方法を観察ました。
タイコウチ $${Laccotrephes japonensis}$$
カメムシ目 タイコウチ科
タイコウチは、待ち伏せして、獲物を捕まえます。
通りかかったドジョウを捕まえる時、鎌状の腕(※)で、頭の方を上手に掴んでいました。ドジョウが暴れても逃がしません。
逆に、尻尾の方を掴むと、よく逃げられていました。
※タガメは、大きな獲物を狩る時、腕だけでなく、中脚と後脚も使いますが、タイコウチは腕だけで獲物を捕まえます。
掴んだ獲物に、口吻(とがった口)を突き刺し、体液を吸います。
あとには、皮と骨が残ります(※)。
※皮と骨は、ゲンゴロウや他の魚のエサになるため、最後は何も残りません。
上の写真のタイコウチは、ドジョウを他のタイコウチに奪われたくないのか、水から出て食べていました。
群がってドジョウを食べることもあります。
タイコウチは、メダカくらいの大きさのエサを1匹食べれば、2週間くらい何も食べなくても元気です。
ほぼ共食いもしないし、冷凍アカムシなども食べてくれるので、エサが手に入りにくい冬でも飼いやすいです。
おしまい
下は、以前に書いたタイコウチの記事です。