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群馬県のハイイロチビミズムシ

前回の記事のつづきです。

今回、群馬県のハイイロチビミズムシの生息地について、ぐんま昆虫の森の昆虫専門員の茶珍さんに質問しました。
数年前の群馬県の水生昆虫の調査資料に、ハイイロチビミズムシが採集できたという情報があったからです。

生息地のことの他にも、ぐんま昆虫の森の水生昆虫の飼育のことなど、たくさんお話ししてもらえました。

バッタの原っぱ

昆虫の森はとても広く、45ヘクタール(45万平方メートル)もあります。

かやぶき民家
ヤママユガ、カイコガ、絹糸の展示

午後は、駆け足で昆虫の森を散策しました。
※昆虫の森では、虫取りの体験はできるけど、持ち帰ることはできません。

午後3時ごろ、昆虫の森を出て、ハイイロチビミズムシがすむ池に移動しました。

水草の多い浅い池

浅い池には、幼虫を含むハイイロチビミズムシがたくさんいました。

ハイイロチビミズムシ $${Micronecta  sahlbergii}$$
カメムシ目 ミズムシ科

ハイイロチビミズムシ(赤い矢印のところ)

持ち帰って、同定してみました。

ハイイロチビミズムシ(オス)
ハイイロチビミズムシの交尾器

左交尾鈎ひだりこうびかぎの先端(上の写真の赤い矢印のところ)が、S字状に曲がっているので、ハイイロチビミズムシで間違いなさそうです。

今回の採集で、関東にすむ同じくらいの大きさの3種類のチビミズムシの仲間の飼育を始めることが出来ました。
チビミズムシ、クロチビミズムシ、ハイイロチビミズムシです。

それぞれの鳴き声や、捕食行動などいろいろ観察したいと思います。

茶珍さん、いろいろ教えてくださってありがとうございました。

おまけ

群馬県の川でもハセガワダルマガムシを捕まえることができました。

ハセガワダルマガムシを捕まえた川
ハセガワダルマガムシを捕まえているところ

ピンセット持って行ってなかったので、竹の茎で捕まえました。

ハセガワダルマガムシ(群馬県産)

埼玉県の川で捕まえたやつと違って、背中が黒かったです。

下は埼玉のハセガワダルマガムシの記事です。


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