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クヌギシギゾウムシ

2022年10月、近所の公園で、小さな穴の開いたドングリを探していました。
ドングリ虫を飼いたかったからです。

ドングリ虫は、ドングリに卵を産むゾウムシの事です。
穴が開いてても、ゾウムシではなく、メイガの卵の時もあるので、たくさん持ち帰りました。

そして、11月。ドングリに新しく大きな穴が開いていました。
横には白い幼虫が動いていました。

穴の開いたクヌギのドングリ、右奥に幼虫

幼虫は8mmくらいの大きさ。
明らかに穴より太い。
出てくるところ見たかった〜。

クヌギシギゾウムシの幼虫

2023年6月下旬。
ケースの中に成虫が現れました!

クヌギシギゾウムシ($${Curculio  robustus}$$) コウチュウ目 ゾウムシ科

成虫の大きさは、口吻こうふん(長い口の部分)の先まで入れて15mmくらい。

クヌギシギゾウムシ

シギゾウムシの仲間は、卵を産む時に口吻こうふんを使ってドングリに穴を開けます。
口吻を根元までドングリに刺すので、触角が邪魔じゃまにならないように、途中で折れ曲がるようになっています。

クヌギシギゾウムシの口吻

エサは、クヌギの葉っぱや昆虫ゼリー、リンゴをあげています。

クヌギシギゾウムシ

飼育環境だったので早く生まれてしまったけど、野生のクヌギシギゾウムシは、8〜10月に活動しています。
今は、コナラシギゾウムシやハイイロチョッキリが出てきているので、探してみてね。
ドングリの木の下にかさを広げて、えだをゆすると落ちてくるよ。

おしまい

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