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【受講者の声】個人事業から法人へ。事業拡大のタイミングで学びを追い風に

9月19日開催のひなたMBA個別スキルプログラム「つなぐマネジメント」第1回講座を受講された、かみむらかおりさん。2022年4月、移住先の宮崎県美郷町で、子どもも大人も心地よく過ごせるための場所『“もうひとつの”こどもえん yattara(やったら)』の代表をされています。yattaraの現場を訪問し、受講後の感想をお聞きしました。

■受講講座:「つなぐマネジメント」第1回(2023年9月19日)
■テーマ:「チームの創造性を上げ、成果を出すプロジェクトマネジメント」
■講 師:中川 敬文 氏(株式会社イツノマ)

▼講座レポート



自分にぴったり、求めていた学びとの出合い

━━まず、ひなたMBAで中川敬文さんの講座「プロジェクトマネジメント」を受講した理由を教えてください。

かみむらさん:私は宮崎県美郷町の自然豊かな場所で、認可外保育施設「“もうひとつの”こどもえんyattara」の代表を務めています。yattaraは、「広い視野での充実した子育て」を目指していて、それを叶えるためには、保育者をはじめ、保護者、地域の方、その他外部からの関係者も含め、それぞれが主体的に、自分ごととして子育てに関われる、というか、関わりたくなるようなコミュニティー運営が必要ではないかと考えています。

yattaraの新しい挑戦は、まわりの人たちを巻き込んでの大きな“プロジェクト”。だからこの講座を知ったとき、「チームの創造性を上げ、成果を出すプロジェクトマネジメント」というテーマにピンときました。講師の中川さんは以前から存じ上げていて、講座を一度受けてみたいとずっと思っていました。

━━実際に受講して、いかがでしたか?

かみむらさん:刺さる内容がどんどん出てきて、講座の間ずっと興奮していました!
午前中はこれまでの事例などお話を聞くインプット中心で、午後は自分たちで考え、アウトプットする時間。受け取る時間も、自分で創造する時間も両方あって、充実した学びを獲得できた実感がありました。初対面の人同士で組まれたチームでしたが、短時間で意見を出し合い発表までもっていくことができました。

受講して気づいたのが、私たちは保育施設だけど、“ないものを作る”という意味ではベンチャー企業だなって(笑)。とにかく、たっぷり6時間学べて、しかも無料!本当にありがたいです。

講座中、チームでまとめた内容を発表するかみむらさん

━━その後、学びから実務に落とし込めたことはありますか?

かみむらさん:私はyattaraの代表として園やコミュニティーを運営するにあたり、その方針をしっかり言語化する必要があることは認識していました。でも、手がける範囲が広いぶん、伝えるべきことをコンパクトにまとめるということが、なかなかできずにいて…。
中川さんの「相手が求める答えを一旦ズバッと簡潔に伝えることが大事」という言葉や、当日使ったパターンランゲージの手法にヒントを得て、yattaraの方針や考え方のコツを端的に伝えるにはコレだ!と、ある形を思いつきました。

帰りの車を運転しながら、その日の学びをヒントにどんどん言葉が浮かび上がってきて、いちいち停車しながらメモせずにはいられないという事態(笑)。

そうやって起案したのがこちらの「yattaraのコツ」です。

まだ荒削りですが、これをもとに、チームのみんなとブラッシュアップしていこうと思います。

帰宅途中にあふれ出てきた、yattaraのコツ(九カ条+1+1=十一カ条!!)

━━すごい!帰りながらもう実践していたのですね。
その他にも心に残った言葉や学びはありますか?

かみむらさん:「相談する順番」ですね。講座がちょうどクラウドファンディング(実際のページ)に挑戦している最中だったので、自分の場合と重ね合わせると確かにそうだと感じました。

最初に「いいね!」と言ってくれる人に話して、最後に相談するのが「批判的な人」。そこでの悔しさみたいなものがプロジェクトをやりきる原動力になるというお話で、私も全く同じタイプなんです。無理だと言われると「いや、できるはずだ」「やってやる!」って反発して力を発揮する、あまのじゃくなんですよね(笑)。

事業をする上で、周りにイエスマンだけいるのは危険。ネガティブサイドから意見をくれる人ってありがたい存在だなぁと自身の経験でも感じていたし、本当にいろいろと腹落ちしました。

美郷町のyattara敷地内で取材をさせていただきました。
ありのままに過ごせる、素敵な場所です
午後を川で過ごし、戻ってきたyattaraの子どもたち
みんなで柿を取りに。1人1個ずつ、今日のおやつ。


格別なおもしろさ!リアルでつながる感動

━━受講生同士のコミュニケーションはいかがでしたか?

かみむらさん:参加者のほぼ全員が初対面でした。私は結構「初めまして!」の場が楽しみな性格なので、特にハードルは感じませんでした。いろんな方と名刺交換して、つながりが増えてうれしかったですね。

旅でも同じで、一人で旅に出かけて友達をたくさん作って帰ってくるタイプ。1人で飛び込むからこそ広がる世界もあると思います。

コロナ禍以降オンラインが普及し、田舎にいても、いつでも誰とでも繋がれるようになりました。すごくメリットを感じて「これからは田舎最強!!」なんて思っていたのですが、やっぱりリアルで会って、その人の声や表情、雰囲気を生で感じられるっていいですね!学びの場の熱量や、それが醸成されていく気配のおもしろさはやっぱり格別です。

宮崎市内でこのような価値の高い講座があるなら、美郷町からでもまた行きたいです。

受講時の1シーン。かみむらさんにとって「初めまして」の出会いは楽しみの一つ

━━これから学びたい分野はありますか?

かみむらさん:ひなたMBA個別スキルプログラムでは、「つくる経営②」の会計/財務が気になっていたので、こちらも申込みました!夫も自身の事業のスキルアップのために一緒に受講予定です。

実は今、個人事業でやっていたyattaraを一般社団法人にする準備を進めています。少し形態が変わり、運営やチームマネジメントもしっかりやっていく必要が出てきますので、これからも必要に応じて学び、多方面に相談もしながらyattara運営に生かしていきたいです。

12月にある「つなぐマネジメント③」コミュニケーション術も受講予定。長友まさ美さんの講座とあって、今から楽しみです!

━━ありがとうございます。
最後に、まだ受講されたことのない方々へメッセージをお願いします。

かみむらさん:私は講座を受講して、自分の中のモヤモヤが整理できて、自分に何が足りないかを知ることができました。学びによって、自分の選択肢や可能性は絶対的に広がっていると感じます。

やってみたい気持ちがある人や、うまくいっていないことがある人は、こういう場をオススメします。何も動かなければ現状維持かもしれませんが、学びや行動をおこすことで、何かはかならず前進するに違いないと思います。

お母さんの取材の様子をそばで見守る息子さん

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仲間とともに新しい取り組みを立ち上げ、広く共感を集めているかみむらさんの保育事業。講座での学びや講師・受講生同士のつながりを生かしながら、さらなる飛躍を期待しています!

※2023年度のひなたMBA個別スキルプログラムはまだまだお申込み受付中!お早めにチェックして、お気軽にお申込みください。


取材・構成・執筆:矢野 由里
撮影:窪田 彩香

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