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エッセイ

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うすらぼんやりとした頭で綴ったエッセイです。
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#エッセイ

【オリジナル創作】 こんな本を作っています

陽向ぽこ の名前で、これまでに6冊の個人誌を発行しています。 制作している本のメインジャンルは「詩集」で、作品コンセプトに応じてイラスト詩集や写真詩集などの形をとることもあります。また、2024年5月には初のエッセイ集が出ました! ペンネームや表紙を見ていただければ なんとなくぼんやりざっくりわかるように、物騒な感じの作風ではありません。作者としては、前向きで明るいもの、おいしくてあったかいものが好きです。 でも、前向きといっても適度な後方確認は大事だと思うし、明るいとい

文学フリマ東京38出店 & 新刊のお知らせ

こんにちは、絵を描いて詩集を作る白まんじゅう、陽向ぽこです。 書き出しさっそくのお知らせとなりますが、 5/19開催の 〈文学フリマ東京38〉 に出店します!! 実に4年半ぶりの出店です……! ずいぶんとイベント出店のブランクが空いてしまいましたが、久しぶりの新刊をできたてほかほかで携えて出店いたします! さて、こちらが今回の新刊です。 エッセイ集 『こころをおにぎりにして生きていく』 文・絵・装丁デザイン・編集: 陽向ぽこ 冒頭で「絵を描いて詩集を作る白まんじ

いつも頭上に、ゆでたまご

去年のいつだったかの、まだ日が高い時間。 疲れきって横になり、うすらぼんやりと霞んだ頭としょぼしょぼの目で、ぼーっと天井を見上げていたときのこと。 明かりのついていないシーリングライトのランプシェードが、白くてまあるくてすべすべで、「ゆでたまごみたいだな」って。 「……ゆでたまごだな?」 って。 それ以来、あおむけに寝るといつも視線の先にゆでたまごがある状態だ。 「ゆでたまご」とは言ったものの、殻をむく前のスタイルなので、それが本当にゆでたまごなのかと問われれば答えに窮す

「あと、ピザまんを1つお願いします」

煙草の銘柄には詳しくない。ラムネ菓子の「ココアシガレット」なら知っているけれど、それ以外はまるで知らない。 漂ってきてもある程度大丈夫なにおいと、すれ違っただけでぶっ倒れそうになるにおいがあるから、なにか差があるんだろう。遠くからキュウリのにおいを嗅ぎつける程度には鼻が利くので、やろうと思えば煙草の嗅ぎ分けもできるんじゃないかと思うが、いかんせん興味がない。図書館の古い文献に人様の煙草のにおいが染みついていたときは、「ごかんべん召されよ」と思ったものだ。 あの日、コンビニの