日本のアニメと実写が強い2023年映画ベスト20
めちゃくちゃ遅くなりましたが、2023年の映画ベスト20を挙げておきますよ!
だいたいTwitter(X)の埋め込みと書いた記事のリンクのみでご勘弁を!
20位から11位まで
20位:愛にイナズマ
10月27日公開『愛にイナズマ』試写感想。タイトルからどういう映画か想像しづらいと思いますが、観れば納得!これは「哀愁漂うコメディドラマ」の傑作ですよ…!松岡茉優のキレ芸にゲラゲラ笑って、窪田正孝の優しさにグッと来て、家族の物語にホロッとする。石井裕也監督の集大成を見届けました。 pic.twitter.com/7BkxXLQyfi
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) September 26, 2023
不満をためている役のハマり度120% | 松岡茉優の魅力がわかる映画“6選” | CINEMAS+
19位:リバー、流れないでよ
聞いてほしいんですけど、6月23日公開の『リバー、流れないでよ』という映画が「たった2分間のスパンのタイムループもの」で、冬の旅館を舞台にガチのリアルタイム制の時の牢獄を体感しながら笑って感動して戦慄してワクワクできる86分のすべてが超面白い素晴らしい内容だったのでみんな観てください。 pic.twitter.com/FlaktlJaSZ
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) June 19, 2023
たった2分スパンのタイムループ映画「リバー、流れないでよ」レビュー ガチのリアルタイム制「時の牢獄」の面白さ - ねとらぼ
18位:正欲
11月10日公開『正欲』試写感想。すごい。特に目が死んでる新垣結衣がすごい。「観る前の自分には戻れない」ってまたまた〜と思ったら本当でした…ってなった…。「普通になれない人々VS普通を至善とする検事役の稲垣吾郎」の群像劇で豪華キャストがみんな「周りに馴染めない人」にしか見えなかった。 pic.twitter.com/wRTm117xEp
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) October 16, 2023
「ユーチューバーに憧れる息子」に父親が抱く嫌悪感の正体。49歳俳優が演じる普通の人とは | 女子SPA!
17位:MY (K)NIGHT マイ・ナイト
『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』感想。いやー…しみじみと良い映画。一夜の恋人の仕事をする3人の青年の物語が展開する内容で、刹那的にでもかけがえのない瞬間が訪れる、こういうことのために映画を観ているんだと再認識。軽いようで真摯な川村壱馬と、いい年の重ね方をした安達祐実がすごく良かった。 pic.twitter.com/9hfBb9229p
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) December 2, 2023
16位:キリエのうた
10月13日公開『キリエのうた』試写感想。また岩井俊二監督はとてつもない映画を…!3つの時代で展開し、危うさ込みの愛の物語を描ききる。パズルのような構成の物語なのに全く混乱しない。アイナ・ジ・エンドがこんなにすごい方だったのかと感動。他キャストも最高。映画館で観ない選択肢はない! pic.twitter.com/ho66EMivAZ
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) September 15, 2023
─────────────#キリエのうたの感想たち
— 映画『キリエのうた』大絶賛余韻MAX上映中! (@kyrie_uta) October 30, 2023
ヒナタカさん(映画ライター)
─────────────
ずっと心に残る、岩井俊二監督の集大成です。@HinatakaJeF
映画『キリエのうた』絶賛公開中! pic.twitter.com/B3tjTYsOWf
広瀬すずの瞳に宿る「触れてはいけないトゲ」とは。最新作で魅せた圧倒的な存在感 | 女子SPA!
15位:死霊のはらわた ライジング
配信で『死霊のはらわた ライジング』鑑賞。いやー素晴らしい!ちょっとやんちゃな叔母さんが3人の子どもを守るために大奮闘!18禁大納得のゴア描写全開で血糊のシャワーだ!最悪(褒め言葉)なギミックの数々からのクライマックスは「そ、そこまでおもてなししていただけるんですか?」になったよ! pic.twitter.com/a57puZm316
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) August 17, 2023
14位:ジョン・ウィック:コンセクエンス
9/22公開『ジョン・ウィック コンセクエンス』試写感想。キアヌ・リーブスとドニー・イェンと真田広之が親友&闘いの相手ってどんな桃源郷ですか…!?と思って見始めたら、やりすぎスタイリッシュアクションを過剰摂取できる今世紀最大の爆笑コメディ映画でした!169分があっという間!大傑作! pic.twitter.com/7uALwXobbA
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) August 4, 2023
この秋は「ナメてた相手が実は殺人マシンでした映画」が大充実! 残酷描写があっても大人気の理由とは - All About ニュース
13位:バービー
8/11公開『バービー』試写感想。フェミニズムの映画でありつつ男性の自分が観ても「自分のための作品だ」と心から思えた&ゲラゲラ笑いながらポロポロ涙がこぼれた傑作。初めから「ぜんぜん“良い子”な内容じゃないんで!」と見せてからの鋭い批評性と安易な結末に落とし込まない誠実さに拍手。最高! pic.twitter.com/QJElkCQXMo
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) August 7, 2023
映画『バービー』はなぜ炎上した? 原爆リプライ問題だけでなく、映画本編の素晴らしさを知ってほしい - All About ニュース
原爆コラ画像問題で炎上も、映画『バービー』がこの夏絶対に見るべき作品と言えるワケ | 女子SPA!
映画『バービー』、なぜ“マリオ超え”の大ヒット? フェミニズムを打ち出す作品が興行的に成功した意義 - All About ニュース
12位:バビロン
2/10公開『バビロン』試写感想。『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督が1920年代のハリウッドを舞台に『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を撮った…!という言葉でも足りない、R15+指定上等の過激さとハイテンションとブラックユーモアで駆け抜ける狂乱と恍惚の3時間9分。大傑作。 pic.twitter.com/vXMd5LAgJk
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) December 20, 2022
『バビロン』は『ラ・ラ・ランド』とは真逆な漫☆画太郎的ギャグ満載の傑作|日刊サイゾー
11位:セフレの品格 初恋&決意
『セフレの品格(プライド)』試写感想。レディースコミックの実写映画化作品で、タイトルからインモラルで共感できない話かと思いきや、いつしか愛おしいキャラクターみんなの幸せを願うように…!2部作でこそ描ける真摯に人と人の縁に向き合う物語に感動した!城定秀夫監督すごい!今年ベスト候補! pic.twitter.com/EwvUK5tVZO
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) July 4, 2023
『セフレの品格』城定秀夫監督インタビュー 「そういう人たちもいるんだよ」が伝わればいい | CINEMAS+
10位から1位まで
10位:シン・仮面ライダー
『シン・仮面ライダー』感想。いやー面白かった。もう全編庵野秀明〜!ってなる。PG12指定の流血表現が思い切りあるけど、むしろ子どもにも観てほしいと思う。暴力を描いてこそ、伝えられるものがあると改めて思わせてくれたから。予備知識ゼロでもOKです。 pic.twitter.com/XvUS88I0hP
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) March 17, 2023
『シン・仮面ライダー』賛否両論になる「5つ」の理由|PG12指定だが子どもが観てもいいか? | CINEMAS+
AIがテーマの映画「10選」日本と海外のAIの描き方の違いとは? | CINEMAS+
「シン・仮面ライダー」ネタバレレビュー それぞれの「孤独」と向き合う優しさ - ねとらぼ
9位:鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
11/17公開『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』試写感想。こ…これは…!『犬神家の一族』や『ミステリと言う勿れ』的な殺人事件もの+バディもの+怪奇もの+戦後ものとして素晴らしい出来…!PG12指定大納得のおどろおどろしさにも意義がある。そして…泣いたよ…!鬼太郎ファンはもちろん大人に超おすすめ! pic.twitter.com/XdTga6Kihj
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) November 15, 2023
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』で“鬼太郎”の見かたが変わるワケとは | CINEMAS+
『ゴジラ-1.0』に『鬼太郎』。2023年に「戦中・戦後ものの映画」が多数公開される意義とは - All About ニュース
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」ネタバレレビュー 「戦後」と「血」への鎮魂歌( - ねとらぼ
8位:バイオレント・ナイト
聞いてください。武装強盗団とイヤイヤ物理バトルするサンタさん(本物)とサンタさん大好きな人質の少女がトランシーバーで連絡し合った結果、『ダイ・ハード』と『ホーム・アローン』が悪魔合体して血しぶきをトッピングした最高の映画『バイオレント・ナイト』が誕生したので15歳以上の方全員観て。 pic.twitter.com/EdwXH4P5u1
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) January 23, 2023
『バイオレント・ナイト』が『ダイ・ハード』と『ホーム・アローン』を悪魔合体させた大傑作である理由 | CINEMAS+
7位:イノセンツ
7/28公開『イノセンツ』試写感想。大友克洋の「童夢」にインスピレーションを受けた北欧サイキックスリラーで、9歳の少女の心理に深く鋭く寄り添う物語。是枝裕和監督作品のように子どもが子どものままの姿を描き、だからこその残酷性に戦慄する。終盤はずっと涙を流していた、今年ベスト候補の傑作! pic.twitter.com/A5YFIpkCAN
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) July 6, 2023
『童夢』に影響を受けたサイキックバトルサスペンス映画「イノセンツ」 現実にある問題を切り取った“子どもの世界の残酷さ” - ねとらぼ
6位:プリキュアオールスターズF
『プリキュアオールスターズF』感想。意図的な「繰り返し」の構造があることに注目。「私たちいつも○○だよね」といったセリフがキャラそれぞれの「らしさ」そのものだから。クライマックスはヒーロー映画全般でも頂点と言えるほどの熱量。まだまだにわかだけどプリキュアが好きになってよかった! pic.twitter.com/FRvVN9CiFo
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) September 16, 2023
大人こそ「プリキュアが好き」と言っていい。映画『プリキュアオールスターズF』が再定義するヒーロー像 - All About ニュース
5位:屋根裏のラジャー
12/15公開『屋根裏のラジャー』試写感想。小さな舞台から圧倒的なイマジネーションの世界へ…!子どもが勇気を振り絞り冒険する正統派のジュブナイル物語。スタジオポノックが「ついにここまできた」と思えるアニメのクオリティ。家族で観たらかけがえのない思い出になりますよ…!素晴らしい! pic.twitter.com/8RuKf8CkQw
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) November 17, 2023
『屋根裏のラジャー』が「ジブリの先」に到達した理由。ポノックによる「新しいアニメ表現」への意欲作 - All About ニュース
“子ども時代に、大切なものを奪われてはいけない” 「屋根裏のラジャー」西村義明 1万4000字インタビュー - ねとらぼ
4位:BLUE GIANT
『BLUE GIANT』感想。『THE FIRST SLAM DUNK』からわずか3ヶ月後に、これほど革新的で全細胞が沸き立つアニメ映画が観られるなんて。青春物語としての完成度。ジャズの音楽の表現を「圧倒的」にする表現。演奏のたびに身体は前のめりになり、そして泣いた。絶対に映画館で観て!#ブルージャイアント pic.twitter.com/jrADyw0qEV
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) February 17, 2023
アニメ映画『BLUE GIANT』が全細胞を沸き立たせる大傑作である「5つ」の理由 | CINEMAS+
今すぐアニメ映画『BLUE GIANT』を映画館に観に行くべき!と断言できる理由|日刊サイゾー
3位:アリスとテレスのまぼろし工場
9月15日公開『アリスとテレスのまぼろし工場』試写感想。監督・脚本の岡田麿里が作家性のブレーキをいっさいかけず「時間が止まった場所」の思春期こじらせ少年少女に全力投球したダークファンタジー恋愛ミステリー。そこにMAPPAのアニメの技術力を結集させると、ここまでのものができるのか。凄い。 pic.twitter.com/oxYKmRJeN2
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) August 22, 2023
岡田麿里の作家性フルスロットル最高傑作 思春期こじらせ恋愛ダークファンタジー「アリスとテレスのまぼろし工場」レビュー - ねとらぼ
宮崎駿、新海誠だけじゃない。作家性にあふれた「原作がないオリジナルアニメ映画」の傑作を見てほしい - All About ニュース
『アリスとテレスのまぼろし工場』の「6つ」の考察 いたくてやさしい、岡田麿里監督からのメッセージとは | CINEMAS+
2位:ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り
『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』試写感想。味方サイドははみ出しものの泥棒たち。軽快なコメディ、抜群のテンポの良さ、そしてアイデアとギミックの数々にワクワクもんだ〜!最初から最後まで面白いところしかないガーディアンズ・オブ・ギャラクシー×ハムナプトラな超絶娯楽作! pic.twitter.com/bGZ7KflRfl
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) March 15, 2023
<2023年ベスト候補>映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』が想像の100倍面白い! | CINEMAS+
1位:窓ぎわのトットちゃん
『窓ぎわのトットちゃん』感想。おしゃべり好きで落ち着きのない女の子がユニークで自由な校風の学校で楽しく暮らし始める。愛らしい子どもたちの考えや行動は見てるだけで楽しいけど、そこに戦争の影が忍び寄り…『この世界の片隅に』にもあった過程を子どもの目線でとことん示した大傑作。 pic.twitter.com/u2xADER7e7
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) December 13, 2023
『窓ぎわのトットちゃん』、今まで観たどの戦争映画よりも、戦争のグロテスクさを感じたかも。血が飛び散るとか、そういう残酷描写がないのにですよ。戦争が「侵食」してくる演出が素晴らしすぎる。めちゃくちゃ怖かった。
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) December 13, 2023
【全力解説】『窓ぎわのトットちゃん』今すぐ映画館に駆け込んで観るべき理由 | CINEMAS+
総括とベスト20に入らなかった映画
ベスト10のうち日本のアニメ映画が6作品を占めるという結果になりました。その日本のアニメ映画に絞った上位10作品は以下の記事でも書いています。
2023年の「日本アニメ映画ベスト10」をランキング化してみた。年末年始は映画館で1位と4位を見てほしい - All About ニュース
11位から20位までは実写の日本映画が6作品も入りました。中でも『セフレの品格』2部作はここまでぶっ刺さる作品になるとは思いもしなかった。
他にベスト20に入れようか迷った映画は……
長ぐつをはいたネコと9つの命
ニモーナ(Netflix映画)
兵馬俑の城
テリファー 終わらない惨劇
最後まで行く
ミンナのウタ
そして僕は途方に暮れる
ノースマン 導かれし復讐者
ロストケア
怪物
金の国 水の国
対峙
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
M3GAN/ミーガン
聖闘士星矢 The Beginning
岸辺露伴 ルーヴルへ行く
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
福田村事件
キラーカブトガニ
僕が宇宙に行った理由
あたりですかね(多い)。
特に実写映画版『聖闘士星矢』はイマイチなところを認めつつも思い入れが半端ではありません。以下の記事でもわかっていただけるかと。
「聖闘士星矢 The Beginning」レビュー ハリウッド実写映画化の1つの「正解」 - ねとらぼ
『聖闘士星矢』実写映画“必殺技叫び”がなくても支持される理由と戦略的な失敗点|日刊サイゾー
また、ここに挙げた映画はそれなりに賛否両論だったり観る人を選ぶ作品を含んでいるので、万人向けの映画であれば『ダンジョンズ&ドラゴンズ』『BLUE GIANT』『リバー、流れないでよ』を選ぶのがいいと思います。
ちなみに映画以外で書いていて気に入っている記事は以下の『推しの子』の記事ですね。センシティブな話題で悩んでいたけど、書いて良かったと思います。
『推しの子』論争で考える創作の意義…責任の所在とSNS時代の学び|日刊サイゾー
そんなわけで以上。後日2023年映画ワースト5もあげるとします!(こちらは言いたいところがたっぷりある…)