エイプリルフールに母を思う。

母が亡くなって丸2年が経つ。
まだ2年。
もう2年。

エイプリルフールを
こよなく楽しみに過ごしてきた母。

毎年日付が変わればすぐに母の嘘ははじまった。

深夜に突然電話だと起こされる。
が、
もちろんそれは嘘。

分かっているが
騙されるのも楽しい。


だから私は母の為に、毎年
とびきりの嘘を考えて過ごしていた。

1年前の

4月1日。

私のお腹に新たな命を授かったことがわかった。

こんな日に、、、。

夫の両親は、
とても喜んでくれた。

私の父は、
喜びと同時に疑った。

当然だ。

何十年と連れ添った妻が、
何十年もの間エイプリルフールを
ビッグイベントとしてきたものだらから、
その血が流れる私も嘘をついているのではないかと疑ってもおかしくない。w

父は言った。
嘘でも嬉しいと。
これは父の本音だったと思う。

母が亡くなるまでの間長い入院期間があった。

いつの間にか我が家のビッグイベントだった、
エイプリルフールは母不在では行われなかった。

だから、

エイプリルフールが来る度に
父と私はなんだか寂しい気持ちになっていた気がするが、今の私たちにとってエイプリルフールは命を授かった日として大切な日に変わった。


生後4ヶ月。
私の人生は日々進化と更新中。

おっ母さんがんばりま〜す..･ヾ( ๑´д`๑)ﾂ