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美とは・・・
「うつくしきものたち」という
自分だけのLINEグループを作って、
毎日ひとつ、心に響いたものをそこに残していこうということを、数年前に始めた。
ひとつも見つからないこともあるので、
なかなか大変だ。
始める前と視点が変わり、キラキラと魅力的に見えるものも増えた。
広辞苑をめくってみる。
「美」とは・・・
び【美】
①うつくしいこと。うつくしさ。「ーを誇る」
②よいこと。りっぱなこと。「有終のーを飾る」
③(哲)知的・感覚・情感を刺激して内的快感をひきおこすもの。
「快」が生理的・個人的・偶然的・主観的であるのに対して、
「美」は個人的利害関心から一応開放され、より普遍的・必然的・客観的・社会的である。
「美」の反対語は「快」であるというのは目からうろこ。
理論立てて端的に説明されると、納得であると同時に普遍的でなければならない「美」を考える。
個人の感情で、好きか嫌いかの話では本当の「美」にはなりえない。
芸術家は群れを成さず一人で「美」を生み出す。
そしてそれは流行りではなく、不易・不変なもの。
仲間とワイワイよろしく群れているより、
世を離れ孤高に生き、何かを生み出す製作者には、芸術家としての説得力がある。
ひとの作り出した「美しきもの」を鑑賞するのは大好きだが、それを生み出す
一流の芸術家となるのは・・・
苦しいものなのだろう。
いいや、本物の芸術家は苦しいなんてこと、
微塵も感じないのかもしれない。