椿のこと No.2
2月初旬、奈良の三名椿のうち、
行ったとのない、見たことのない椿、
もののふ椿と言われる散り椿のある伝香寺を訪ねました。
このお寺は、宝亀年間、鑑真和上の弟子、思託律師が開いたといわれ、天正13(1585)年、筒井順慶の菩提を弔うため順慶の母が再興。
以後、筒井家の菩提寺となったようです。
奇棟造の本堂(重要文化財)は再興時建立のもの。鎌倉期の作で裸形像に実際の着物を着用させた裸形着装像である地蔵菩薩像(重要文化財)があり、一年に一度住職さんの着せ替えの儀があり、脱がせた衣は