人工物の美しさにみとれる
オーストラリアに来て、自然の景色を楽しむ時間が増えましたが、一方で人工物の美しさも感じます。
人工的なものがきれい!って感じたのは、中学生の時でした。
中3の時に木造二階建ての古い校舎から、最新設備の新校舎に変わりました。各学年のクラスの横の部分は通常なら廊下だと思いますが、新校舎では廊下なんだけど幅が通常より2〜3倍広く、学年集会がすぐに開けるような多目的エリアになっていました。
文化祭的なイベントの準備で遅くなった秋の暮れ、私はその多目的エリアにいました。暗くなった外を写す腰高の窓の一列が視界に入り、まだ新しく美しい銀色のサッシがずらりと並ぶ光景に出会ったのです。
外の漆黒と、銀色のサッシの直線が鈍く光るコンビネーションにドキッとしました。
↑参考写真です。窓ではないんですけど、このような直線が並ぶ感じ、お分かりいただけますでしょうか? この手すりのように、斜めの角度からサッシの列を見ていました。
きれいだなーって、ずっと見ていたかったけど、外が真っ暗な時間ですから早く帰宅しないとならず、名残惜しく学校を後にしたんですよね。
それから、学校にそれほど遅くまで残る機会はなくて、一度だけの光景となってしまいました。
その後、似たような感覚を覚えたのがこのCMでした。
重機のコマーシャルなんで全く興味はないはずなのに、いつもこのCMを見るのが好きでした。
ひいきにしていたドラマ「はぐれ刑事純情派」の時に放送されていたので、そのギャップがまたなんとも言えませんでしたね。
先日、アロさんのこの記事を拝見したら気持ちがこの時代にタイムスリップして、ハートカクテルのイラストとかイメージが浮かび、このCMの記憶も出てきたんです。
その後、ここオーストラリアでも、移動観覧車がやってきた時に、下から見あげたときの骨組みがきれいでみとれました。
青空と骨組みの色の組み合わせと屋外の開放感が、なんとも言えません。
この人工美に乗って見下ろした景色も、非日常で良かったです。
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