【子育て】保護者会、会長をやったときのプチ変革

小学校のPTAについて書いていたら、保育園の保護者会のことを思い出しました。

上の記事で私は、保護者の負担が少なくなるのはいい傾向だとか、「この活動、意味あるのか？」とか散々言っているわけですが、こういった考えに至ったのは、実際に保護者会にたずさわった経験があるからです。

現在小学2年生の息子が保育園に通っていたとき、保護者会の会長を務めました。

立候補したわけではなく、前年度の役員さんから「会長をやってもらえないか？」と直々にお声がかかったからです。
役員の選出は、前年度役員の推薦制になっていました。

保育園は共働きの家庭が子どもを預けるところなのに、保護者会、特に会長職の仕事が予想以上に多くてびっくりしたのを憶えています。
思い付くだけでも、ざっとこんな感じ…

・年間5回ある保護者会で進行役をやり、さらに議事録を残す。（会議に参加するだけで半休が5日分つぶれる）

・奉仕作業の後、準備しておいたペットボトルのお茶を参加者に配る。

・講演会の講師に、お礼のお菓子を買ってくる。

・卒園式で担任の先生方にお花やエプロンを贈る。プレゼント手配や集金は会長が行う。

・何か行事があれば、そのたびに人前で挨拶をする。

確かに、会長にしかできない仕事もあるけれど、釈然としない思いもありました。

私の目から見ると「これ、なくてもよくない？」という仕事や、やり方があまりにも非効率な仕事が大半だったからです。

保護者にお茶を用意するにしても、
各自飲み物を持参してもらえば済むのでは？

参加者へのお礼を兼ねているとしても、通販で箱買いして保育園に届けてもらうようにしたらダメなのか？

そもそも運動会のお茶は保育園が準備してくれるのに、なぜ奉仕作業のときは役員の仕事になるの？

など、疑問がわんさか湧いてきます。

講師にお礼のお菓子を用意するときにも、保育園御用達のお菓子屋さんで買わないといけない暗黙のルールがありました。
家の近くのお菓子やさんでいいなら、もっとラクなのに…。

保育園側にとっては意味があることかもしれないけれど、もう少し保護者の負担も考えてほしい…。

だけど、前の会長さんも、その前の会長さんも、この仕事を文句も言わずにやり遂げたんだと思うと、
「思い切ってやり方を変えましょう！」
とはなかなか言い出せませんでした。

誰かが声を上げなければ何も変わらないのに、自分にはその勇気がない。

私も含め、歴代の会長さんが皆そうだから、効率の悪いやり方や謎のルールが連綿と引き継がれていくのだろうと思いました。

そんなチキンな私が唯一やったことが、保護者会の会議録のプチ変革です。

議事録を残すといっても、年間行事やそのための準備などはほんとど変わらないので、 議事録に残す内容もほぼ毎年同じなのに、なぜかそれが手書きなんです！
決して手書きの方が速いという分量でもないのに。
なぜ？

こんなのワードで書いたら、次の会長にはそれをメールに添付するだけで、変更点などをちょろっと修正すればあっと言う間に終わるのに…手書き…。
なぜ？？

というわけで、しれっと手書きの慣習を無視して、パソコン打ち込んだもの印刷してノートに貼り付けてやりました（笑）
どう考えても、手書きじゃないと困る理由がみつからなかったし、実際パソコンでやった方が圧倒的に速かった。

なんだかんだ文句や不満を言っても、誰かが勇気をもって行動を起こさなければ、何も変わりません。

今回、小学校のPTAの役員を引き受けたので、よりよいやり方を提案できたらな…
なんて密かに思っています。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。