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毎年同じような運動会になぜ感動してしまうのか?

昨日、娘の保育園で運動会がありました。

予定では一昨日でしたが、雨のため延期となり一日遅れの開催です。
昨日も朝から小雨がパラつき、お天気が持つか心配でしたが、何とか無事にすみました。

年長さんの娘にとって、これが最後の運動会。出場するプログラムも他の学年よりも多く、朝から張り切っていました。

子どもの運動会って、どうしてこんなに感動してしまうのでしょう?
( そうでもないですか?笑 )

演目は毎年同じようだし、特に目新しさはありません。

しかも、開催日がずれて参加が難しくなった夫のために、娘は本番さながらのお遊戯(ダンス)をすでに見せてくれています。
( 娘から曲名をきいて、YouTubeを流しながら踊りました )

どんなフォーメンションで、誰の隣なのかも教えてくれるものだから、かなり細かいところまで事前にイメージできてしまいました。

それでも、本番で娘が頑張っている姿を見るとやっぱり感動しちゃう!

不思議です。

自分でもよく分かりませんが、 演技や競技そのものに感動しているのではなく、 私がそこに色々な思い出や解釈を上乗せしながら見ているからかもしれません。

娘が保育園に入園したのは、10ヶ月の頃。
3月生まれの娘は、明らかに1人だけクラスのお友達から遅れをとっていました。

一日体験保育の際、みんなと外遊びをしていると、先生が園庭で何かを発見したのか
「わぁー」
と大きな声を出しました。
すると、それに反応した園児達は一斉に先生の方に駆け寄ります。

それによって、立つことさえおぼつかなかった娘は1人、園庭にポツンと取り残されてしまいました。

このときの、何とも形容しがたい感情は今でも忘れられません。

また、体格も小柄で同学年のお友達と比べると一回りも二回りも小さく、背の順ではいつも先頭。

入園したての頃は、

「このクラスでやっていけるのかな?」

「せめて4月に産んであげたら、
  もう1つ下の学年に入れたら、ちょっとは違    っていたのかな?」

なんて、考えてもどうしようもないことを考えて、悶々としていたこともありました。

ですが、それから4年以上経ち、娘は成長しました。

相変わらず背の順は一番前だけれど、クラスのお友達と協力しながら一生懸命に演技する姿には、
「このクラスで本当にやっていけるのか?」
と思ってしまうような頼りなさは、
もうありません。

「大きくなったな、この前産まれたと思ったのに…」

そういう感慨深さがベースにあるから、どんな演技・競技にも感動してしまうのかもしれません。

12月には発表会、3月には卒園式が控えていますが、きっとそこでも同じような気持ちになるのだろうと思いました。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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