【子育て】どんな大人になってほしい?
自分の子どもに、どんな大人になって欲しいか?
親なら一度は考えたことがあると思います。
私としては、
「絶対、○○大学に入って○○になってほしい」
みたいに、本来は子供が自分の意思で決めるべきことを、親が勝手に決めてレールを敷くようなことはしたくありません。
ですが、なんとなくこういう人に育ってくれたら嬉しい、という大まかなビジョンはあるので、今日はそれについて整理してみたいと思います。
"自分の幸せ"の形を分かっている
「子どもに幸せになってもらいたい」ということは、親なら誰もが望むことだと思います。
ですが、ここで気をつけたいのは、幸せの形は人それぞれだということ。
それは、例え親子であったとしてもです。
都心でバリバリ働いて高層マンションに住み、おしゃれな服を着て、話題のお店にもすぐに行けることが幸せという人もいれば、
田舎の古い家を自分達でリノベーションして、自給自足的にゆっくりと暮らすのが幸せという人もいる。
「正しい」とか「間違っている」という問題ではなく、どういう生き方を幸せと感じるかは千差万別です。
でも、そのことを忘れて、自分の幸せの形が絶対だと思ってしまうと、自分が考える「よい生き方」を、子どもに押し付けてしまうことになるのではないでしょうか?
自分自身は集団行動がそれほど苦ではなく、働いた分のお給料がしっかり得られる会社員が合っていたとしても、自分の子どもが同じタイプだとは限りません。
子ども達には、試行錯誤しながら、自分にとっての幸せを見つけ出し、それを体現できる生き方ができる人になってもらいたいです。
とはいえ、もし我が子が戦場カメラマン (命の危険が非常に高い職業) になりたいとか、お笑い芸人 (一握りの成功者しか生計を立てていけない職業) になりたいとか、ニートになりたいとか言いだしたら…。
私は心から、
「あなたの人生だから、あなたが好きなように生きたらいい」
と言えるかどうか、自信はないのですが (少なくとも、頭から否定はしないとも思う)…。
基本スタンスとして、子どもの人生は子どものものだと思っていたいです。
興味のあることにどんどんチャレンジできる
これからますます変化が激しくなっていく世の中では「なるべく変化なく、今まで通りで…」という姿勢は足かせになっていく可能性が高いと思います。
これについては、子ども達がもっと幼い頃から意識的に小さなチャレンジができるように関わってきたつもりです。
今でも子どもが興味を持ったものは、できるだけ体験させてあげたいと思っています。
例えば、息子が小学1年生の時、乗馬クラブのチラシを見て「馬に乗ってみたい」と言い出したことがありました。
金銭的にも時間的にも、乗馬を習わせることはできないと分かっていましたが、体験コースくらいなら何とかなりそうだったので、申し込んでみました。
自分から「やりたい」と言い出したものの、当日は馬の大きさに圧倒され、半べそ状態の息子。
ですが、お姉さんの丁寧な対応もあって、最終的には笑顔で乗馬を楽しむことができていました。
実際に挑戦する前は「怖い」「自分にできるのか」と思うようなことでも、案外やってしまうとそこまで難しくないし、楽しい―、そんなことをこの体験から感じ取ってくれたらいいなと思います。
ここまで書いて気付いたんですけど、
・自分の幸せをよく理解し、それを体現できる人
・興味のあることにどんどんチャレンジできる人
これは、私自身がこうありたいという人の姿でした。
まだまだ道半ばではありますが、少しずつ自分が望む生き方がクリアになり、勇気を出して新しいことにチャレンジできる機会が増えてきた気はします。
子どもに「こういう人になってほしい」と望むなら、まずは大人である自分がその姿を示す必要があるのかもしれません。
子どもは親の背中を見て育つといいますしね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。