見出し画像

『未来の働き方を考えよう』人生の中盤で働くスタイルを変更するメリット

もし、仕事を選び直せるとしたら…

こんなふうに考えたことはないでしょうか?

社会派ブロガーのちきりんさんが書かれた『未来の働き方を考えよう 人生は2回、生きられる』では、40代で働き方を選び直し、職業人生を[前半]と[後半]に分ける生き方が提案されています。

現在の働き方に違和感があったり、自分にあったキャリアプランを模索している方に、ぜひ読んでいただきたい一冊なのですが、この投稿では『未来の働き方を考えよう』の中で語られている「本気のワークライフバランス」について考えてみたいと思います。

ライフワークバランスとは、仕事と生活の調和をとり、その両方を充実させる生き方のことです。

人生の中盤で働くスタイルを変更することができれば、人生のどの時期に何を優先するのか (仕事、育児、介護、個人の趣味など) を自分の意思で決めることができます。

(前略) 人生の半分を東京、残り半分を故郷で働くとか、最初は一般企業、後半は非営利の団体で働く、もしくは、前半は仕事、後半は家族中心の生活など、自分の意思でそのバランスを決めていけるのが、あるべき姿です。このように、人生の途中で働き方をリセットし、自由に新たな人生設計ができれば、それが本当のライフワークバランスの実現につながるのです。

ちきりん著『未来の働き方を考えよう 人生は2回、生きられる』

加えて大きなメリットとなるのが、「ゆるやかな引退」という選択が可能になることです。

これまでの定年制度では40年以上猛烈に働いてきた人が、引退していきなり働かなくなる変化の大きすぎる引退でした。

この制度では、自分の役割や居場所を与えてくれた会社から、いきなり放り出されることで、精神的な不調をきたす人もいるくらいです。

そうではなく、働き盛りの間に自分スタイルの働き方に移行し、状況に合わせて調整しながら、無理なくゆっくり長く働き続ける方が自然ではないかと著者はいいます。

本書では、「人生を2回生きる働き方のパターン」として、

  • 40代でいったん仕事を辞め、何年間か自分のやりたいことをやってから仕事を再開する「休憩型」

  • 40代以降は、働く時間を意識的に短くする「プチ引退型」

  • 前半は専業主婦 (主婦) として家事・育児などに専念、子どもが大きくなってからは仕事に専念する「専業主婦 (主婦) → ビジネス型」

などが紹介されていました。

新卒で就職してから定年まで働き続け、時期がきたら引退という従来の働き方しか知らないと、こうした働き方はリスクの大きな選択にも思えるかもしれません。

確かに、会社に雇用され続けるメリットもありますが、今や大企業に就職すれば一生安泰というわけにはいきません。
ここ最近も、日本を代表する自動車メーカーである「日産自動車」が9000人の人員削減を行うと発表しました。

人生において何を優先したいはは人それぞれ。
まだまだ少数派ではありますが、「生活費を最小限に抑え、働く時間を可能なかぎり短くするミニマルな生き方」を選ぶ人も出てきています。

私たちは、従来の当たり前にとらわれるのではなく、本気のライフワークバランスの実現に向けて、自分が心から納得できる働き方を模索する時期にきているのかもしれません。

※さらに詳しい解説記事はこちら↓↓

最後まで読んで頂いてありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!