ぽつり

ぽつりぽつりと
音が聞こえてくるんだ
何の音だかさっぱり分からないけど
少し寂しい気持ちになるんだ

窓の外はいつだって
少し清々しいくらいの曇天に見えて
私の目はきっと硝子玉だね
写し鏡にすらならない紛い物

あの時こうしていれば
あの時ああしていれば
なんて考えても仕方ないんだよね
分かってる 分かってるよ

どうにもならない焦燥感と
逃げ出したいくらいの憂鬱
こういったものを混ぜ込むのは
ほうじ茶より酒がよく似合うね

生きていてごめんね
なんていう言葉をつまみに
酒を飲んでもやっぱ美味しくなくて
ぽつりぽつりが大きくなってる

ぽつりぽつりが聞こえてきて
あまりにも寂しくて
ねぇ大事にして なんて届かないよね
分かってる 分かってるよ

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明けましたがメンタルは相変わらずぐずってます。