私の人生にも何か意味があればいいな / フィッシュストーリー
伊坂幸太郎氏の小説、フィッシュストーリーという短編集。
その中に表題作であるフィッシュストーリーという作品があります。
「風が吹けば桶屋が儲かる」
その諺を諺とは違う視点からそのまま小説にしたような、そんな作品。
生きていれば誰もが、こんな人生に意味はあるのかと自己嫌悪したくなる瞬間があるのではないでしょうか。
私は今まさにそんな瞬間で、過去に読んだこの小説を思い出しています。
すべてはちゃんと意味があるのかもしれない。
大袈裟な受け取り方かもしれませんが、そんなふうに思わせてくれる優しい物語です。
主人公も時系列もバラバラ。オムニバス形式で語られる物語にどのような繋がりがあるのか、ぜひご一読を。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?