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結果を追った先にあったもの
『結果が全て』だとたくさんの大人の口から耳にしてきた。そして、ぼくもそう思ってた。だから結果だけを求めて走った。結果に繋がること意外に時間を割く暇はないと、とにかく走った。友達と電話をする時間さえ勿体無いと感じた。
その先に、地獄と崖が見えた。
このまま突っ走っていると地獄に行ってしまって2度と戻って来れない気がして、崖から飛び降りる事にした。周りは「え、なんで?勿体無い」という人ばかりだった。
「このまま突っ走ればもっとお金を稼げるのに」
悪意があるわけではなく、シンプルに勿体無いと思って、俺の為に言ってくれたのだと思う。地獄が見えていたのはぼくだけだった。てかむしろ、すでにぼくは地獄の中を走っていたのかも。
急に進路を変えて崖から飛び降りた。そのままだと死んじゃうから、地面に着いちゃう前に気合いで飛行機を作って、たくさんの人たちが追い風を吹かせてくれたおかげで、空を飛んだ。なんとかなった。別の世界に来た。
自分が傷つけた人の事を、今でも思いだす。涙が出る夜もある。まるで自分だったと思えないほど、過去を振り返って悔やむ。『そんな結果なんて必要ない。そんな数字なんて追わなくていい。』そう過去の自分に伝えてあげたい。
結果を求めて沢山の人の感情を踏み倒しながら走ってみて、『人を傷つけてまで出すべき結果なんて存在しない』という大きな教訓を得た。結果が全て?嘘っぱちだ。
もちろん結果とは真剣に向き合わなきゃいけない。でも自分が大切だと思う人の気持ちを守る為なら、自分の結果や利益を、ゴミのように捨てられる男にぼくはなりたい。
おっぱい。
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