【エッセイ】ずっと好きなもの
ずっと好きなものとか
ずっと続けて来たものなんて
本当にごくわずか。
でも間違いなく
ずっと好きでずっと続けて来たと
言い切れるのは「音楽」だ。
続けてきたと言っても
別にバンドを組んでたとか、
定期的に自作の曲発表してるとか
そういう訳ではない。
物心が着いた頃には
とにかく歌うことが好きだった。
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小さい頃良く歌っていた記憶があるのは
ZARDの「負けないで」
と
カズンの「冬のファンタジー」
それぞれ5歳と7歳の時の曲らしい。
渋めのチョイス。
好みは童謡とか子供向けの歌
とかではなかったようだ。
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典型的な内弁慶だったので
友達の前で歌を歌ったりしていた記憶はほぼない。
自宅でひたすら歌っていた。
音楽番組が流れればそれに合わせてひたすら歌う。
年の近い姉と一緒にはもったりなんかして。
とにかく歌うのが楽しくて仕方なかった。
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CMソングなんかも
結構お気に入りで良く歌っていた。
アロエリーナの歌知ってます?
「聞いてアロエリーナーちょっと言いにくいんだけど
聞いてアロエリーナーおなかがポッコリでちゃった
聞いてくれてありがとうアロエリーナ。」
確かこんな歌詞だったような。
私の中では未だに好きなCMソングランキング1位だ。
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楽器も好き。
上手ではないけど。
姉がピアノを習っていたので
実家にはアップライトピアノがあった。
自動演奏付きのヤマハのピアノ。
ちなみに今は滅んだに等しい
フロッピーディスクを読み込ませて演奏させる。
適当にメロディーを弾いたり
自動演奏の真似をして
へたくそながら曲を弾いたりしていた。
自動演奏の真似のおかげで
「渚のアデリーヌ」
とか
「エリーゼのために」
とかはほんの少し弾ける。
習ったことはないし
誰かの前で発表するような機会も無かったけれど
今でも良い暇つぶしの道具になっている。
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中学生くらいの頃に
アコースティックギターを買ってもらった。
チューナーや教則本など込みで
1万円くらいの初心者セット。
きっかけはゆず。
定番ですね。
ゆずにはまってアコギを始めた。
最初は全然引けなくて
置物化するかと思ったが
そのうちなんとなく
じゃかじゃかコードを弾けるようになった。
これもまた誰かの前で弾くわけでもない。
でもいまだに続けている趣味の一つとなっている。
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大人になっても気が付いたら歌っている。
流れてくる音楽に身体が勝手にのってしまう。
あるとき職場の後輩に
運転しながら熱唱しているのを発見された。
会社の電話の保留音を聞いていたら
いつの間にか身体が揺れていた。
恐るべし音楽の力。
理性を失わせる中毒性。
好きな音楽のジャンルとか
はまったアーティスト歴とか
書きたいことが多すぎるので
一旦ここまでにします。
ではまた。