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しょこで語るよ!44冊目
「ルックバック」「怪異と乙女と神隠し」「ふくまでん」「女の子がいる場所は」「私だけ年を取っているみたいだ。」「ミューズの真髄」「こち亀」「なんとか日曜を過ごす」
諸々の事情でnoteをかく習慣が途切れちゃったので、でも続けたいな~と思い、ちょっとやり方をかえることにしました。
しばらくはお試しで「月末にその月の読書記録をまとめた記事をかく」という方法でいきたいと思います。
早速ですが、今月新しく読んだ冊数は15冊と再読は23冊でした。
1月から再読記録用として読書メーターをはじめたのでこれは間違いのない記録なのですが、思ってたより多い…。
これに加えて、読んでる途中だからまだ登録してないこち亀45巻分くらいを合わせるとまあまあぼちぼちな冊数を読んでることがわかってよい!
↓以下作品別まとめ
ルックバックを読み返した話
ジャンププラスで公開当時に何回か読んだきり、最近VRCのフレンドにおすすめして楽しんでもらえてうれしかったので読み返しました。あの時はライブ感で作品のパワーが何倍にもなってるのを実感してたので、時間をあけてもこんなに面白いものなんだなって驚いたりしました。なんでこんなに面白いんだろう。いくつか理由はあると思うけど、今回の自分にささった要素は、「最悪の結果のあと、その結果がなかったことにはならないけど、そうならなかった良い結果でお話が締めくくられる」という点でした。単純にお話がきれい。
怪異と乙女と神隠しをはじめから読み返して新刊を読んだ話
びっくりするくらい好き。アニメ化おめでとうやったー! 新刊どころか既刊分の内容時点で危うく涙をぼろぼろおとしかけました。感情表現が刺さる。新刊すごくよかったです。でもすぐ終わっちゃいそうな感じで寂しい。
このマンガをきっかけに現代台湾鬼譚買ったからはやく読みたい。
ふくまでんを読み返した話
クール教信者作品は普通に好きなんだけど、これは特別好きというか、なんか見かけたらつい読み返してしまう。女の子しんどい話に疲れているんだと思う。こう、少女マンガとか癒し系マンガにある世界全部が幸せお砂糖感は個人的にはちょっと違うくて、苦いところもあるけど、そのなかでちゃんと幸せがあるみたいなのが好きという話。あとハーレム好きだからハーレムが肯定的に描かれてるのめっちゃ好き。女の子、みんな仲良し、好き(語彙力低下)
女の子がいる場所はを読んだ話
アフガニスタンの女の子の話をニュースで見てこれを思い出してしまって、もうがまんできずに読んだ。ここ最近少し忙しいのであまり重たい話は読まないようにしようと思ってたのに…。
淡々と、ときに前向きに、ときに真摯に物事を受け止める女の子たちがよかった。あまり深くは語らないこととする。
私だけ年を取っているみたいだ。を読んだ話
何を血迷ったのか、上記の作品を読み終わったあとすぐにこれを読んだ。おそらくばかなんだと思われる。
ヤングケアラーの話は一時期マンガで立て続けに3作品くらいみて、問題になっているんだなぁということを知ったので、いつか1冊まるごとそれをテーマに描かれているこの作品は読んでみたくて少しの間積んでいた。
一部一部のエピソードがすべて実際にあったことだというのには何も驚かない。ぬいぐるみをちぎって自分で縫い合わせてメンタルのバランスをとるやつ賢すぎてめっちゃ真似したくなった(ぬいぐるみ持ってないけど)。
こういう環境に生まれた子と自分との間にはなんの差もなくて、ただ自分が運がよかっただけなんだと実感して、時々罪悪感が生まれる。だから、自分よりもっと恵まれた子がのびのびとその環境を享受して日々を楽しんでいる様をみていると、自分の存在も許されるように感じてほっとする。みんな幸せでいてくれ。でも幸せじゃなくてもいい。
ミューズの真髄の新刊を読んだ話
そこそこの頻度で主人公の世界に対して感じる考え方とかが自分の頭をジャックすることがあり、今回はそれで若干うつっぽくなっちゃったけど、それでここ最近の自分が社会性の被り物をしてることに気づいてなかったことに気づけたのでとてもよかったです。
VRCのフレンドが「ある意味一つの到達点だと思う人が醜悪な生き物として描かれていて~」といった旨のツイートをしていて(うろ覚え)、それがきっかけで読みました。めちゃくちゃよかった。こういうのだと他に「ララバイ・フォー・ガール」っていう単行本にもそれに近いやつがあって初めて読んだときの自分の衝撃はそれはまあ(早口オタク言葉)
こち亀を読んでいる途中の話
アプリで無料公開している時期があったので読み始めましたが、もう全然追いつけないので400話ちょっとで期間中に読むのはあきらめて、毎日読める範囲でちょっとづつ読み進めています。あまりに長いからもっとしんどくなるかと思ったけど、全然しんどくない、ずっと読んでいられる感じでびっくりしました。面白い。どこかのタイミングでまた無料公開するだろうと思うので、それまで忘れないようにちまちま読みすすめたいと思います。
なんとか日曜を過ごすを一人朗読した話
所持している本のうち、9割5分は電子書籍だけど、まだ紙でもっている本もある。レイ・ブラッドベリの「とうに夜半を過ぎて」は、数年前学生のときに買って未だに半分くらいしか読めていない。年に数回時々ページを開いては、文章が好きだなぁと眺めるだけの、小説というよりも画集のような存在になっていた。その日もふと目に入って、それまでと同じようにぱらぱらとページをめくって、文章の心地を楽しんでいた。手をつけている作業に少し嫌気がさしていたこともあって、その日は数年ぶりにしおりがはさんであったページを開き、1編を読み始めた。空気は寒いけど日差しの温かい午前だったので、なんとなく興が乗って、1編全部一人で朗読をした。声にだして読むと、目だけで読むときとは違ってすごく時間がかかる。ゆっくりゆっくり、たぶん40分くらい?かけて読んだ。とてもいい時間だった。作中の登場人物と同じスピードで物語を楽しむのはこんなにも楽しいのか!
ゆっくり物語を楽しんだにも関わらず、自分には理解できないことがたくさんあった。なぜ彼女は怒ったのだろう。なぜ主人公は、自分が人を傷つけたことをわかっていながら、そのきっかけとなった老人と握手を交わしたいほど胸がいっぱいになっているのだろう。久しぶりに、国語や現代文の問題を解いているような気分になったけど、でもこれはテストじゃない。わからないことも多いけど、とてもいいものを読んだような気がしたし、とてもいい時間を過ごしたのは間違いない。