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手仕事と、手道具。
昨日参加した、カール・ハンセンのイベントで聞いた島崎先生の話がとても印象に残っています。
先生は、メディアが手仕事がすばらしいと説くのは、何もわかっていないとおっしゃっていました。
手で紙を割くことはできるけれど、ハサミを使うからこそ質高く切ることができる。早さではなく、質が大事なのだとおっしゃいます。
ハサミは、その人にとって手道具です。使い手があっての道具であり、使われるものではなく、使うもの。
機械もおんなじで、デンマークの家具ブランドでは機械で作れることを大切にしているブランドもあるんだとか。
機械に使われるのではなく、機械を使って質高く仕上げること。それこそが、手道具であり、ものづくりであると、先生の言葉からは感じられました。
なぜ、その道具を使うのか
なぜ、手でやり、道具や機械を使うのかを、改めて考えてみたいと思いました。
単にコストパフォーマンスを上げるための機械化なら、たしかに人間の仕事はマシーンに取って代わられるとこともあるでしょう。
けれど、質を高く保つために機械を使うならば、それは人間にしかできないものづくりと言えるのではないでしょうか。
場所にも機会にもデジタルやAI、マシーンなども、使われるのではなく、うまく幸せのために使いたいですね。
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![森野日菜子*ライター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37018776/profile_8ecd2abdc5f71b0d3ec136c83b4ea7f9.jpg?width=600&crop=1:1,smart)