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私が書くのは「光がさしてるよ」って明るい窓を指差したいから

しばらくSNSを見るのをやめようと思いました。

タイムラインに流れてくる100とか200とかいいねがついた記事を読んで「これが求められてるのか」とちょっと斜めに見たり、世界とか未来とか大きな問題に立ち向かっている記事を読んで「すごいな〜」なんて人ごとに思ってしまったり。

さて、とスマホを閉じた時に襲われる「そして私は何もしていないで症」。3月になりヨガと英語をやると言いながら、心のどこかでずっと焦り続けている私がいました。

時間ができたので、去年は全速力で走っていたから気がつかなかったことにも目が向き始め、そもそもなぜ書く仕事をしているのかが胸につっかえるようになりました。

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私が書くことを始めたのは、思いを持って生きている周りの人を応援したいからでした。

それがだんだん、自分が何を表現したいか、どんな領域のライターを名乗りたいか、どれくらい有名になれるか、いくら原稿料をもらえるか、
そういうことに頭の多くを使うようになっていたと思います。

でも一周回って、やっぱり思うんです。

大変なこともつらいこともある毎日だけど、
明るい光が差している窓はきっと意外なところにある。

読んだ人が、優しい光の差し込む明るい窓の方を向いてそっと笑顔になるような、その笑顔を照らせるような文章を書いていきたいと。

読んだ人が「そして私は何もしていないで症」にかかってしまう焦せらせあり煽ったりする言葉ではなく、「こんな世界があってよかった」ってほっとできる言葉を届けたいなと思います。

私に書けるかな。
書けるって信じて書いてみたいな、と思います。

・・・

写真は、大切な友達のりっちゃんが撮ってくれました。

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彼女はやさしい光を見つけるのが上手で、光も彼女を好いているのか、いい表情をしてくれるんだろうなと思います。


我が家の近くの公園は、桜がきれいに咲いています。

きっと今年は、桜にとって貴重な静かな春になるのでしょう。お散歩しながらコーヒー片手にお花見でもしたいですね。




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森野日菜子*ライター
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。