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大人になっても、”子どもでいられる”モラトリアムを

もともとは金融用語で、「借金返済の猶予期間」という意味だったモラトリアム。そこから心理学の世界でも、「大人になるための準備の猶予期間」という意味で「心理社会的モラトリアム」という概念が生まれたそうです。

最近思うのは、ずっと暮らしの中にモラトリアム持っていたいということ。

大人になったつもりになるよりも、いつまでも自分は半人前で、学ぶことも行くべきところも会うべき人もたくさんあると、ワクワクしていられる方が、ずっと生きるのが楽しいのではないかと思うのです。

変化が多く、昨日の当たり前が明日には変わろうという時代。

ある部分では一人前になっても、いつまでも半人前で好奇心旺盛な自分を持てることは、”変化を楽しむ”ための私なりの答えなのかもしれません。

世界のあの場所に行ってみよう。

植物の秘密を探ってみよう。

おいしいコーヒーを淹れてみよう。

暮らしの中には、自分がまだまだ学べることがたくさん隠れているようです。
















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森野日菜子*ライター
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。