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バリ旅日記** 森の中で暮らすように、ウブドを旅する

2019年9月13日〜20日の1週間、インドネシアのジョクジャカルタとバリ島を旅してきました。
日記形式で、旅で出会って好きになった場所をゆるりと紹介します。

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▼ジョグジャカルタ編はこちら

バリ島に到着!空港の美しさと言ったら...

さて、昨日はちょこっとしか降り立てなかったバリ島へ戻ってまいりました。

バリのデンパサール空港に着いた時、何に感動するかというと、

ふわりと漂う南国のフルーツの香り。そして、空港の大きな建物のいたるところにあしらわれている、植物たちです。

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「こっちも!あっちも綺麗なお花があるよ!」

子どもか!ってほど感動してしまいます。白い空港の建物に、青い空とピンクのお花がよく合います。

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バリ初日はウブドに泊まる予定なので、早速タクシーをつかまえて乗り込みます。(ウブドまでは1時間半と遠いからか、Grabでは全く呼べませんでした涙)

開放的な緑いっぱい空間で、老舗のインドネシア料理を

朝ごはんをまともに食べていなかったので、お腹ペコペコな2人。

大通りに面したお店で、有名な老舗を見つけて行ってみました!こういうのってだいたい混んでるよな〜と思っていたのですが、なんのなんの。そんな東京マインドはそろそろ捨ててしまいましょう。

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観光地にあっても、すんなりと入店できて、好きな席を選べる。もうそれだけでバリに住みたくなりました。

エキゾチックな庭園に、広々とした座敷。長旅の疲れもあって、なだれ込むように座敷に決めました。

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お腹が空いたので、早速注文。
このお店で注文したのは、migoren!母がおすすめしていたので、食べてみたかったのです。

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高級な焼きそば...?
めちゃくちゃ食べやすいし、安心する味。これは日本でも食べたいくらい、おいしい!

彼の頼んだNasi campur (ナシチャンプル)には、鶏肉のSateや野菜のおかずがたっぷり。写真見返しただけでよだれ出ます。

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長距離移動の疲れがシュルシュルと抜けていく、満点ランチでした。

▼庭園の真ん中でランチしている気分。老舗インドネシアレストランはこちら


移動疲れには、マッサージを一発かまそう!

さて、午後の数時間をウブドでどう過ごすか。

マーケットやモンキーフォレストに行ってもいいかなと思ってはいたのですが、体がどうにも疲れて動かない。

「マッサージ、行っちゃいますか。」

ということで、周辺のレビュー評価の高いSPAを探すことに。歩いて数分のところに、かなり高評価のお店を見つけたので、移動します。

予約埋まってるかな〜と心配していたら、的中。やっぱり満パンでした!気を取り直してすぐ隣のSPAをのぞいてみたら、あら、意外といい感じ。

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お姉さん達も「もうヒマすぎる!お客さんカモン!」という感じだったので、入ってみることにしました。

選んだメニューは、ベーシックな「Balinese Massage」。オイルを使った、60分の全身マッサージです。このメニューで110,000ルピアだったので、日本円でおよそ1000円。やすい!!!!

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感想は....
ほんっっっとに、最高に気持ちよかったです。
全身のバランスもちょうどいいし、リンパを流してくれたり、ストレッチを入れてくれたり、手や足の先まで指圧があり、文句なし。

このクオリティは、日本でもやってもらったことありませんでした。
値段も安いし、確かに観光客はSPA行きまくってしまうよな〜

▼マッサージ後のHP回復がすごかったSPA


ウブドのマーケットは....

申し訳ない。写真を一枚も撮っていません。笑

言うなれば、the 観光地の市場。
観光客しかいないので客引きもすごいし、タクシーもすごいし、プロダクトにも魅力をあまり感じられず...。

観光地が苦手な私たちは、スーッと通り抜けてきてしまいました。

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通りの中には、おしゃれなガラス小物入れのお店があったり、シルバーのお店があったりと、ショッピングが好きな人には楽しいエリアだと思います!

地域や環境に悪いものを排出しない。サステナブルなヴィラ「mana earthly paradise」に宿泊!

ウブドの一番の目玉は、宿泊するお宿でした。

地域に根ざし、環境を汚すものを排出しないことを掲げてつくられたmana earthly paradise。なんと、私たちが泊まった9月15日がオープニングセレモニーの日だったのです!

私たちが着いた夕方には、周辺に住む親子がたくさん。

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その後の仕事に繋がる視察も兼ねていたため、ヴィラ内を案内してもらいました。

バリの伝統的な家屋を採用していたり、小さなオーガニック農園があったり、雨水を飲める水まで濾過できる装置があったり、し尿を肥料にしやすく振り分けるトイレがあったり。

昔からの知恵と最新の技術を掛けあわせてできている工夫に、わくわくが止まりませんでした。

夜ご飯は、おかずをたっぷり選べるプレート。

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ウブドに移住してグリーンスクールに息子さんを通わせているKimikoさんと一緒に。

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どのおかずもおいしかった〜〜!

個室のヴィラが予約できなかったので、男女別のドミトリーに宿泊しました。この日は宿泊客も少なく、プライベートな雰囲気。

虫の音を聴きながらシャワーをしたり、朝は鳥や動物の声に起こしてもらったりと、森の中に住んでいるような1日を過ごすことができました。

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9人部屋とは思えないほどの開放感で、ベッドの雰囲気やバスルームの作りまで、素敵すぎる内装でしたよ。

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夜には伝統的な踊りと音楽のショーも。
踊り子さんや演奏してくださった方たちも同じご飯を食べてリラックスしている様子をみて、演者とお客さんという関係よりもフラットで自然なつながりを感じました。

旅行者って、何かと地元の人や宿の人と隔離されて「お客さん扱い」されがちですが、もっともっと地元の人と近づいて、その中に溶け込みたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

少なくとも私たちは、自然なつながりの方が好きです。

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翌朝、清々しい気持ちで部屋を出ると、ため息の出るような美しい朝が。

旅は大好きなのですが、ホテルや観光地での「不自然さ」を感じてしまって、罪悪感を持ってしまうことってありませんか。

過剰な量のバイキング、市場のお土産、ホテルの部屋の掃除。
美しいし贅沢だし、それも旅の1つの楽しみでもあると思います。けれど、その贅沢をするために犠牲になっている何かを考えると、「なんかごめんなさい...」と思ってしまうタイミングがあるのです。

そんなこと考えてたら楽しめない!それも1つのビジネスだ!という声も聞こえてきますが、私はもっと違う価値に重きを置く旅もあっていいと思っているのです。自然を傷つけないことも、宿の人とフラットな関係でいられることも、1つの価値として見ていたいと思っています。

今回泊まったmana earthly paradiseは、そんな罪悪感を感じず、心から「楽しかったな」と言える場所でした。


心に残る時間を、ありがとうございました。


こうして、私たちのウブド滞在1日目はおしまい。
まだまだ、続きますよ!








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森野日菜子*ライター
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。