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変化を前提とした愛が、救ってくれるもの

私たちは実際、多くの場合「変わらないこと」を望んでいると思います。

テクノロジー・働き方・ビジネス・政治・暮らし方のような表面的なものに関してはどんどん変えていこうとするように思うけれど、実のところ「変わらないこと」を心のどこかで探し求めて抱きしめているような気がしています。

誰かからの愛。

誰かからの賞賛。

自身の若さや、美。

あの頃の成功。

....。

抽象的すぎるので、具体的な言葉にしてみます。例として、私が実際に思って、自分に問うてみたことを書いてみます。

どうして結婚したいんだろう?
どうして婚約したいんだろう?

理由はたくさんあると思うしウェディングドレスを着たいもその1つですが、根底にあるのは、「変わらぬ愛を手に入れたいから」なのかもしれないと気がつきました。相手が自分を好きじゃなくなったり、自分が好きじゃなくなってしまうことを避けたい、そんな気持ちです。

でも、それって本当に自然なことなんだろうか?そう問うてみます。

人は変わる。その変化を拒むと、過去や未来と今を比較してばかりで身動きが取れなくなってしまうような気がします。

ずっと先の未来までの愛を約束するとき、私は無意識に「今のままの愛情と表現と関係も含めて」約束してもらったと勘違いしてしまっていたと思います。

そうなると、「最近冷めてきた」「数年前はあんなにアツアツだったのに」「今がこんなで将来はどうするのか」という比較と”今”の否定が始まってしまうんです。

一方で、

「愛の表現の仕方や、関わり方は変わるかもしれないけれど、ずっと大切にする」

そういう変化を前提とする愛を持つと、比較はできません。その分、今の状態をそのまま受け入れることができます。

この方が、かなり心は楽です。

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この「変化を前提とした愛」は、あらゆることから私を自由にしてくれた気がしています。

・自分が変わることを肯定できる
・今、何が大切かに目を向けることができる
・毎日が新鮮に感じる

私が何を美しいと感じ何を大切にしたいと思うかは、他の誰に頼って決めることでもなく、自分で決めることだと自信を持っていうことができます。

なぜなら、評価を依頼した他人は変わってしまうから。

自分も変わるんだから、他人が変わらないはずはない。

せめて今の自分をみることができる自分自身が、その時その時の大切なものを手にして生きていけばいい。

そう思えば、ちょっと楽じゃないですか?

ちょっと楽しくなってきませんか?


今回は「愛」を例にしてみましたが、賞賛だって若さや美だって同じことだと思うんです。


私自身に訪れた変化を、今日はnoteにしてみました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。素敵な1日になりますように。


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森野日菜子*ライター
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。