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コーヒー手焙煎日記 ①コーヒー屋さんを崇め奉りたくなった初回

そうだ、手焙煎をしよう。

かねてからコーヒーが好きだったので豆を買って挽いて淹れることは毎朝やってきたが、ふと、どうせなら自分で焙煎してみようと思い立った。

今回試した方法と学びをシェア。目次はこちら↓

1. おうち手焙煎に必要なものたち!
2. 焙煎前の生豆はどこで売ってるの?
3. 欠点豆をピック! the 修行な工程
4. お豆をお湯で洗う
5. いよいよ、火にかける!!:蒸らし工程
6. 一気に爆ぜさせる!バチバチ焙煎!:1爆ぜ工程
7. 時間との戦い!一気に冷ます!
8. きれいなビンに入れる
9. 手焙煎の後片付けワンポイント
10. 実食!こ、これは、、、

1. おうち手焙煎に必要なものたち!

自宅で手焙煎をする時に必要になるのは、こちら。

・手網:銀杏やゴマも煎れる
・生豆
・ザル
・軍手:なしでも大丈夫
・コーヒーノート:お好みで

手網は、お安めだったこちらをアマゾンで購入。

2. 焙煎前の生豆はどこで売ってるの?

生のお豆さんを買い求めよう。吉祥寺在住の私は、「散歩」というお客さんの好みに焙煎をしてくれるコーヒー屋さんで、200gの「散歩ブレンド」を購入した。

あと思い浮かぶところは、下北沢の「モルティブ」。

アマゾンやネット通販で一気に大量に買っている友人もいる。オニマガさんがまとめている生豆通販サイト比較がとてもわかりやすいので、参考にしてみる。

3. 欠点豆をピック! the 修行な工程

買ってきた生豆の中には、ちょっと変な形をしているものや、丸まっているもの、小さすぎるものなどが混ざっている。これを、ひたすら仕分けする。最初は厳しめのラインで仕分けしていたが、「こ、これは豆が残らないのでは、、、」と思い始めて途中からOKラインがだだ下がりした。

(左:欠点豆  右:OK豆)

200gを仕分けるのに、40分くらいかかっただろうか、、、。途中からQUEENをかけていたので時間の感覚が消えた。お気に入りの曲をかけるか、熱唱しながらやるといいだろう。

4. お豆をお湯で洗う

OK豆たちをザルに入れたら、お湯でゴシゴシと1分くらい洗う。すると、豆の周りについていた薄皮が剥がれてくるのだ。
この薄皮は、あとあと焙煎の時にキッチン中を舞うことになるから、できるならここで取ってしまいたい。(全部は到底取れないが)

お湯から出したら、キッチンペーパーでしっかり水気をとってあげる。

5. いよいよ、火にかける!!:蒸らし工程

さて、いよいよコンロの火にかけるわけだが、焙煎は火で炙るものではなく、熱で加熱していくものらしい。まず最初は、お湯で濡らした豆の水分をしっかり飛ばす必要がある。

コンロの火から30cmくらい離して、フリフリ!!目の前にストップウォッチを置いてやるとわかりやすい。3分くらいすると、濡れていたお豆が乾くので、シャカシャカという音になって軽くなる。

そこからさらに3分。お豆が白っぽくなるまでフリフリ!!ここまで、火にかけ始めてから6分くらいだった。

6. 一気に爆ぜさせる!バチバチ焙煎!

十分に蒸らしたら、コンロから10cmくらいの高さまで下げる。お豆の色がシナモン色に変わり、香りもふわ〜っとしてきていい感じ!テンションが上がる。地味〜にピックしていた数十分前の自分を思い出して、救われた気持ちになる(早い)。

シナモン色からこげ茶になってくると、バチッバチッと音がしてくる。これが1爆ぜというらしい。たしかにバチバチいっていた。

しばらくすると、パチパチという可愛らしい感じの音に変わる。私はトータル16分で今回の焙煎をフィニッシュした。

7. 時間との戦い!一気に冷ます!

ここだ!というところで焙煎を切り上げたら、急いで冷ますべくベランダへ直行(冬なので)。小さい扇風機を上に向け、その上でザルをフリフリして冷ます戦法をとった。

焙煎したてのお豆は、いい香り。

手で触れるようになるくらいまで、しっかり冷ます。ここで、風味などがぎゅっと閉じ込められるか否かが決まるらしい、、、。原理が気になるところ。

8. きれいなビンに入れる

冷めたら、空いている容器に詰め替え。ふう、とやっと一息。

9. 手焙煎の後片付けワンポイント

冒頭のお湯で洗う工程で少し書いたが、手焙煎につきものなのはとても大変な後片付け!

コンロ周りがこれでもか!っていうくらいコーヒーの皮で埋め尽くされる。ここで、ちょっとでも楽にするためのポイントを。

・日頃からきれいにしておく
これは実際一番大事だと思う。ベトベトがついたままだと、そこにコーヒー皮が付着して取れにくい。ツルツルなら、手焙煎後の掃除は楽チン。

・クイックルワイパーが優秀!
コーヒー皮は、粉ともおがくずとも言えない、小さな乾燥したもの。そういうものをキャッチするのに優れているのが、クイックルワイパー。皮がくっついてくれるので、取りやすい。

・まわりのモノをどかして作業する
コーヒー皮はけっこうな飛距離があるから、周りのモノはどかしておいたほうが、片付けが楽になる。

10. 実食!こ、これは、、、

焙煎してすぐだと、荒々しい味になると聞いたことがあったので、一晩寝かせてみた。翌朝、楽しみにトーストを焼きつつ、いつもより緊張しながら豆を挽いてみる。

おお、香りはいいねえ。

淹れてみる。

膨らむねえ!!!!!いいねえ!!!

さて、お味は、、、。

うーん、飲めなくはない。

けど、おいしくはない笑。
酸味と雑味があって、ミルクを入れると風味が飛んでいってしまう、弱々しさ。笑

初回にしては、飲めるのでまだいいか。これは探求したくなるなあ。次はどうしようかなあ、、、と、コーヒーノートに今回の反省とともに記入。

さあ、次はもうちょっとおいしいの焙煎するぞ〜

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森野日菜子*ライター
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。