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しがみつかずに、平泳ぎしていこう

昔どこかで、

自分のところにくる幸運をまわりに まわりにって平泳ぎしていくと、その波が最後には自分のところにやってくる。

そんな話を聞いたことがあります。


きっとそうだろうし、そうありたいなと最近思います。

大事なものが増えたり、守りたいと思うものが増えれば増えるほど、どうしてもギュッとしがみつきたくなります。

でも、今の仕事にしても、チームの中の役割にしても、友人や恋人との関係にしても、「ダメ!絶対これは私の!!!!」としてしまうと、他のものが掴めないのはおろか、まわりにいる人たちとの優しいつながりが途切れてしまうと思うのです。

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楽しいこと、大好きなもの、幸せなもの。

そういうものは、まわりの人にいっぱい分け分けして、その喜んだ顔を見つめていたいなって思います。


おいしいお菓子を見つけて、これは1人で食べるより2人で食べたほうがおいしいなって想像するとき。

まだ食べてもいないのに、心も満たされた気持ちになるから。





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森野日菜子*ライター
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。