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盛岡藩雑書・藩政日誌の現代語訳【1677年8月2日】

写真は、Chat GPT で作ってます!

間違えているところがあったら教えてください🪼



南部利直にご祈祷をした話

大殿様御祈禱相勤、御札井巻数法輪院看守、高橋惣左衛門を以上之、当月=て三ヶ月御結願御初尾三貫文被遣

大殿様(南部利直)のために、
御祈祷を行いました。

法輪院の看守である「高橋惣左衛門」が、
札の井巻数(巻数の管理と分配)
を任されました。

このご祈祷は、今月から3ヶ月続けられます。

ご祈祷が終了した際に、「高橋惣左衛門」へ
3貫文(現代の価値にすると3〜6万円)が支払われます。

法輪院の看守「高橋惣左衛門」



優秀な馬がいたら幕府に連絡

方々せり駒改被仰付覚、郡山・花巻聽鞭林枯舗門 南閉伊・野田響李太夫 沼宮内・福岡四顏助右獅門 三戶・五、音戶興越右衛門 遠野・大道転酬網彩鬆 鹿角中成田平左衛門 雫石・沢內駄馬改河口瀬兵衛 盛岡中難明的化兵衛、御町奉行、駒弐蔵すくれ能馬=候ハン、御馬屋へ取上可被申候、小長=ても見分可有之事、駒当才改之事如毎年

各地で、駒の改修(馬の調査・査定)を
行うことが命じられました。

○郡山・花巻は、「聽鞭林枯舗門」が担当。
○南閉伊・野田は、「響李太夫」が担当。
○沼宮内・福岡は、「四顏助右獅門」が担当。
○三戸・五戸は、「興越右衛門」が担当。
○遠野は、「大道転酬網彩鬆」が担当。
○鹿角は、「成田平左衛門」が担当。
○雫石・沢内は、「河口瀬兵衛」が担当。
○盛岡は、「難明的化兵衛」が担当。


優れた馬が見つかった場合は、
御馬屋(政府の馬舎)に報告し、
馬に検査を受けるようにしてください。
小柄な馬でも検査を行なってください。

馬の当歳(その年に生まれた馬)の
改修(馬の調査・査定)は、
例年通りの手順で、行うようにしてください。


繁殖用の雌馬は貴重な財産

母駄馬当才迄改帳=印、其所御代官人御給所地頭下代べ帳之写相渡置、能母駄馬他国へ売不申候様二、頭々より申渡置、若其馬落候ハ→其所頭へ尾頭為見候様=可被申渡候、又こほうひすりなと=て悪鋪母駄馬之分ハ、御領内=て商売仕度存候ハへ、互=他国へ越申間敷と申断、其所之頭々へうかゝい商売仕、諸役之用事相叶候様=可被申渡事

○母駄馬(繁殖用の雌馬)
○その当才(その年に生まれた馬)

については、改帳(記録帳)を作成して、
印を押すことが定められてます。

この改帳は、
『馬の出生や所有者』『取引の履歴』
を管理するためのものです。


改帳の写しは、その地域の代官や地頭、
下代に渡すことが定められています。


また、母駄馬(繁殖用の雌馬)を、
他国に売り渡さないように、
各地の指導者からも、
通達が出されることになっています。

もし母駄馬が売られるようなことがあれば、
その地域の頭(かしら)に報告し、
原因の追求ともろもろ問題になります。

○こほうひすり(小規模な個人的な取引)
○悪質な取り引きを行う母駄馬
○他国へ馬を売ること
は厳禁です。


その地域の頭々に、
『馬を売ってもいい?』と聞いて、
承認を得てから、
領地内で、商売を行ってください。

馬の眼






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