夏だ、海だ、観光だ
表題のような気分にはもう数十年なっていない気がする。そもそも住まいがこれにつきるという場所だからというのもある。
常にそこにあるものから脱して、いつもと違う環境へ行くことがレジャー。とすれば、やっぱり私は山へ行きたい。今すごく山な気分だ。
ところが今週全部休みなのだけれど、コロナ渦ということも影響したうえで、故郷へ帰らず近場で過ごすというニュースが連日放送されているわけで、ということは自宅及びその周辺は狂気の沙汰であり、近辺の山道もそれはそれは渋滞だろうし、帰宅時にはさらに渋滞にまきこまれなければならない。
そう、ちょっとの渋滞も耐えられない夫とはとうてい出かけられないのである。渋滞に巻き込まれるの込み込みで楽しんでいる家族がたくさんいる中、(混むとわかっていて出かけてくるのだから)もはや車内が険悪なムードになるのはわかっているので、この時期は地元でグダグダすることにしている。
今日も又、昼食はテイクアウトにした。そういう飲食店がすぐそこにたくさんあるのは観光地ならではの利点でもある。毎日昼食準備とか飽きてしまったし。
常にそこには海があり、観光スポットがあり、雑誌に載るような飲食店がある。それが日常であり、外へでて仕事や学校から帰ってくるところであり、塩害がある。裸で裸足であるく地元民。休日はビーサンしか履いてないなあという私に、ビーサンて売ってるのそんなに、小学生以来はいてないという職場友。感覚の差がすでにそこにはある。隣の市の話。
昨今、海水浴はそこまで若者に人気でもないようで、ベタベタするし~、砂付くし~、臭くなるし~、プールのほうがいい~、とか。何かに乗って浮いてりゃかっちょいい、と思う方々は別の意味でやってくるが。今までも、一年中この環境にある地元民は、ちょっとがまんしてやり過ごしているようにみえる。通年人はそれなりに多いものの、だんぜんバカ度が上がるからだ。
いつもの夏よりは空いているのは間違いない。内陸他県ナンバーさんたちが渋滞の道路に連なっているけれど、電車はどうみても混雑している風ではない。夏、海 イエーイさんたちの数も激減だ。むしろさっき久しぶりにそんなグループに出会ったら、なんだかかわいく見えてしまった。
私はというと、今後友人と計画している山方面への旅の計画を立てながら、涼しく室内で過すこととしよう。高原よ、高原。