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備忘録:コロナ渦で英国へ行ってくる(待機終了編+特例郵便等投票)

結局、待機解除の連絡が来た日が最終日なので、その日まではすべての義務を果たし、(連絡の文言の「今から」に翻弄されたけれど)翌日から解禁となった。解禁当日朝8時過ぎ、すでに通勤電車内にて最後の通知を受け取り、MySOSの画面もアプリの基本画面にあっさりと変わっていた。

最終日はおりしも第49回衆議院議員総選挙投票日だったが、投票所へさえ出向くことはできない。入国の手続きの中で、一枚の紙を渡されたことに気づいた。それが「特例郵便等投票の請求手続きについて」だった。コロナにかかり療養中の人にも当てはまるが、投票用紙を自治体の選挙管理委員会へ請求書と、私の場合は待期期間の証明書として空港でもらった一枚の書類(本紙)を提出し、投票用紙を請求する。請求書、宛名など書き方を含めて各自治体のサイトで情報を入手した。まあ、私の場合は罹患者ではないので、その作業工程の説明に、マスク着用、消毒、手袋、封筒は封のできるビニール袋へ入れて投函とあるのには?となったが。

記入後速達扱いとなっている封筒を友人に投函してもらうと、(当然ながら自分で投函しに行くもだめ)速攻翌朝レターパックで投票用紙が送られてきた。そこには投票用紙、返信封筒、待機期間証明(本紙)の返却と、消毒シート1パックとビニール手袋、投函用ビニール袋まで入っていた。

投票用紙に記入し指示どおりに封入して同じように投函する。残念だったのは、候補者一覧がなく、自分でサイトで調べるしかなかった。投票所には貼ってあるので、やはり一覧は封入してほしかった。このような経験は恐らく人生最初で最後であろう。

さて久しぶり(ほぼ1か月ぶり)の職場復帰なので、気持ちも持ち物も準備する日曜日。通常は帰国翌日あえて出社して体を慣らしていくようにしていたので、なんだかゆるゆるした2週間後、しゃっきっと出勤するのはきつかった。

職場で、

「無事でよかった」

と何度か言われたのが印象的で、イメージとしてはコロナ渦で蔓延している国へいってきたサバイバーみたいに思われていたのかしら?と感じた。TVなどで知ることができる情報とはそんなもんなのだな、と改めて感じた。また、待機期間の本気度を話すと一様にびっくりしていた。とか言っても実際は緩いんでしょ、と思っている人が多かったのだ。

すべてを終えて、ある種の達成感は残るが、これは加齢による気力の低下なのかもしれないが、以前のように今回経験したたくさんの準備をや心配をせずとも行き来のできる日が戻って来てほしいと願うのであった。

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