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自分のこと

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#コラム

未来におけるタラレバは有効

想定外の世界で生きていくのは痛みが伴う。 小学5年のときに宮城県で経験した東日本大震災ライフラインが止まり、棚が空っぽになったスーパーに唖然とした。 水をタンクに入れるために行列に並んで、重いタンクを汗だくになって運ぶ。 酔うほど余震に悩まされるのも、エンドレスで流れる同じテレビのCMも、全てが想定外だった。 日常が突然終わり、非日常に塗り替えられたときの痛みは耐えがたいもの。   「人生のプランBを考えろ」時は流れ、私は20歳になった。 スウェーデンの大学に進

過去をアップグレードする

帰国したい。会いたい人に会いたい。 私はスウェーデンに来たばかりのころ、「戻りたい」という気持ちを引きずったまま、過去にすがっていた。 それはある種のカルチャーショックとかホームシックだったんだと思う。 それから4ヶ月が経ち、どうなっただろうか。 私は「戻ること」を考えるのをやめた。 そして前に進もう進もうと新たなことに挑戦するようになった。 「戻りたい」 という気持ちで立ち止まっていたら、その「戻りたい快適空間」に自分を置きたくて振り返ってしまうと思うからだ。