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未来におけるタラレバは有効

想定外の世界で生きていくのは痛みが伴う。



小学5年のときに宮城県で経験した東日本大震災

ライフラインが止まり、棚が空っぽになったスーパーに唖然とした。

水をタンクに入れるために行列に並んで、重いタンクを汗だくになって運ぶ。


酔うほど余震に悩まされるのも、エンドレスで流れる同じテレビのCMも、全てが想定外だった。


日常が突然終わり、非日常に塗り替えられたときの痛みは耐えがたいもの。



 


「人生のプランBを考えろ」

時は流れ、私は20歳になった。


スウェーデンの大学に進学し、湖と森に囲まれた美しい街で暮らしている。



専門学校に通っていたとき、よく言われていた。

「留学できなくなったとき、どう生きるか、人生のプランBを考えろ」


実際、前例なし、エージェントなしの手探りの申請手続きの日々はストレスを感じたけれど、なんとか1月にスウェーデンに到着し、5月末に語学プログラムを修了し、8月から念願の観光を学ぶ大学生になることが決定した。



でも、渡航してすぐに世界規模で疫病が大流行した。



6月に帰国することはおろか、一時帰国の目処が立たなくなってしまった。


逆に留学が延期、中止になってしまった人もいる。



来年2021年1月まで、授業はオンラインで行われるらしい。

英語での授業でスウェーデン外からの学生がビザを取得できず、渡航できなかったときのためだろう。


正直、これでは「留学しにきた意味」がないのではないかと思う。

「留学」といえば、クラスメイトと仲良くなり、彼らと旅行したり、遊んだりするのが醍醐味、というイメージがある。


旅行もできないし、オンラインの授業では以前のようにクラスメイトと話し合ったりすることも難しい。



でも、ピンチはチャンスだ。


オンラインで人に会うという新しい世界を知れた。


素敵な人たちにオンラインで出会うことができた。




「留学」という価値や定義は、自分で形づくっていけたらいい。




この前代未聞の時代を未来で顧みたとき、

やりきったなと心から思えるように。




ここまで読んでくださってありがとうございました!!



またね〜



😝