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想定外の世界で生きていくのは痛みが伴う。 小学5年のときに宮城県で経験した東日本大震災ライフラインが止まり、棚が空っぽになったスーパーに唖然とした。 水をタンクに入れるために行列に並んで、重いタンクを汗だくになって運ぶ。 酔うほど余震に悩まされるのも、エンドレスで流れる同じテレビのCMも、全てが想定外だった。 日常が突然終わり、非日常に塗り替えられたときの痛みは耐えがたいもの。 「人生のプランBを考えろ」時は流れ、私は20歳になった。 スウェーデンの大学に進